2012年11月30日金曜日

ジョギングで気をつけねばならない10のこと

知り合いの知り合いが(つまり全くの他人)が東京マラソンに当選したそうです。
日本ではマラソン人口が大変多く、特に秋から冬にかけては運動に最適な季節でもあることから、この季節になると、皇居の周りをジョギングする人々が数多く見られます。
その中には、少なからず、東京マラソンに向けて練習を開始した人もいることでしょう。

普段運動をしていない人が、これから運動をしようとする場合に、間違ったことをして、せっかく身体を鍛えるための運動で逆に身体を痛めては元も子もありません。

身体は一生つきあっていくべき道具です。
些細な過ちで壊してしまわないように、以下のことに気を配りながら、正しいジョギングを心がけましょう。



1. 適切な栄養補給ならびに水分補給
ジョギングで効率的に筋肉をつけるためには、筋肉の破壊と再生をバランスよく行うことが必要です。筋肉を再生する際に必要なのが、適切な栄養と、適度な水分補給。昔の部活では、運動中に水分を補給することを禁止されており、今でもそれが時代遅れな"常識"であることを知らない人がいまだにいるので、気をつけましょう。

果物、野菜、タンパク質、穀物を、水分と同時に十分取るようにしましょう。



2. 正しいジョギングシューズを履く
自分に合わないままのジョギングシューズを履く人があまりに多いので、驚きます。安いものではありませんから、何度かジョギングして違和感を感じても、新しく買い直すのはもったいないと思って履き続ける人が多いようですが、足首、膝、関節をサポートするのに良いジョギングシューズを履くことは絶対に必要です。そもそも道具の少ないスポーツ、靴にかける費用くらい、サイフの紐をゆるめましょう。


3. 適度な準備運動を行う
走ること――このことだけが目的になって、十分な準備運動を行うことを怠りがちですが、本来の目的は走ることではなく、身体を鍛えることであることをお忘れなく。筋を伸ばし、激しい運動の前に身体を温めて血液の流れをよくすることは、ケガしないためだけではなく、筋肉を効率的に鍛えるためにも必ず必要であることを忘れないでください。


4. 二日酔いで運動しない
二日酔いを覚ますために運動をする人がいるようですが、これは止めたほうが無難です。過度の飲酒によって、身体には乳酸が貯まり、筋肉痛を覚える人もいるでしょう。その解消にまず必要なのは、運動ではなく睡眠と急速、それからポカリスエットなどのスポーツドリンクです。走ることよりも、まず脳と身体を休めましょう。



5. 痛みを感じたら運動をやめる

一流の運動選手は、ムリをしません。野球では、好投している投手でも、肩に違和感を感じたらすぐにマウンドを降りるのをご存知でしょう。これを、
「昔の投手は多少の傷みがあろうとも投げていた、誰もそれで負傷などしなかった」
などとバカなことをいう人がいますが、ケガをして肩をダメにして、マウンドを去った人々のことを覚えていない人でなしの戯言ですから、ほっといていたほうが無難です。ジョギングも同じ。膝が痛い、足がつる、肩が痛い、などの異常を感じたら、即刻運動を止めてください。そして、痛みがひかないならば、医者に行きましょう。


6. よく知らない場所を走らない。
毎日同じ道を走っていると、段々飽きてきて、ついつい見知らぬルートをジョギングしたくなった経験、ありませんでしょうか。日本の道路ならばそれほどの危険はないでしょうが、田舎でトレーニングをしている人々は、要注意。たとえば見知らぬ山道や畔道などをジョギングしていて、見知らぬ場所を走っていると、うっかりと見過ごしたぬかるみで足を滑らせて負傷する、といういこともあるはずです。公道以外を走るならば、できる限り、よく知っているルートでジョギングすることをお勧めします。


7. 走ることを楽しむこと
楽しくなければ続きません。走ることはつらいことではなく、美しい自然を眺め、風を感じながら、自分を鍛え上げるとても楽しい作業であることをお忘れなく。走ることが楽しくなければ、たとえば同好の士をみつけて一緒に走るなど、いろいろな工夫をして、楽しむことをまずは考えましょう。なによりも、続けることが大切です。


8. 最初から飛ばしてはいけない
ジョギングを始める人が陥りがちなのは、はりきって最初から飛ばしてしまう愚を犯すことです。身体が温まらないのに、いきなり猛スピードで長距離走り、疲労困憊して、運動した気になってしまうのは、愚の骨頂といえましょう。目的は、疲れて、運動した気になることでしょうか? そうではないはずです。まずは、10〜15分間軽く走って、身体を温め、あるい程度身体に負荷を加えたのちに、少しずつスピードを上げて行きましょう。目的は、心肺機能を向上させ、筋肉をつけること。一瞬の充実感だけで満足するのは、単なる自己満足です。……まあ、たいていのトレーニングなんて自己満足なんですけれどね。


9. 日焼け止めクリームを使用すること
夏に比べると、秋や冬は涼しいために、ついつい日焼け止めなどの処方を怠りがちです。でも、時々テレビに出る女性マラソンランナーの皮膚に、長年の日焼けのために細かなシワがビッシリと浮いているのを見たことがある人も多いはずです。方法がないならばともかく、今ではよい日焼け止めクリームは手軽に手に入る時代です。日焼け防止に、運動する時だからこそ、気をつけましょう。

ちなみに、このクリームはAmazonで51人中41人が四つ星以上をつけているので、よいものかもしれません。



10. 迷わない
いろいろなコースをジョギングをしていると、見知らぬルートを走っているうちに、帰り道がわからなくなった、という経験のある人は多いのではないでしょうか。住宅街で迷うと、目印となる建造物がなかなか見当たらずに、同じ場所をうろうろハメに陥ります。
今では幸いなことに、携帯電話には大抵GPS機能がついています。無駄なことに時間を費やして、ジョギング自体への意欲を失わないように心がけたいものです。

そして、なにより続けることが大切。「やっぱり走るの、やめようかな」などと迷わないように、一度決めたことは、できるだけ続けていきましょう。


2012年11月29日木曜日

(できるだけ)ネタバレしない『ヱバンゲリヲン新劇場版:Q]』感想


エヴァンゲリオンの新劇場版シリーズを観てきました。
エヴァといえば、これまで『エヴァンゲリオン』の表示だったのに、新劇場版から『ヱバンゲリヲン』という表示へと変更されました。

そもそもエヴァンゲリオン自体がEVANGELION=福音を意味する言葉からきているので、なぜヱバンゲリヲン=WEVANGELIWONという表示に変わったのか見当がつきません。

平行世界の話だから、敢えて表記を変えたのでしょうか?

それはともかく、今なぜエヴァなのか、という疑問を抱えたまま、新劇場版を一作、二作ともに観続けてきました。
TVシリーズとは異なり、人間関係がすっきりとし、展開も早く、面白くなった二作にはそれなりの満足を覚えており、第三作も期待して観に行きました。


2012年11月28日水曜日

サイコパスは矯正できるのでは?


最近『PSYCHO-PASS』というアニメが大変評判がよく、私の友人もはまっています。
私も友人に強く勧められるままに観てみたところ、とてもおもしろく、夢中になるのもわかりました。

『踊る大捜査線』の監督をした本広克行が、このアニメの総監督を務めているそうです。

監督はアニメ好きであり、いつかアニメを監督したい、と構想を練ってきました。
ところが、実写の映画監督がアニメの監督を務める例はあまりありません。
そこで紆余曲折があったものの、数年ごしに念願かない、この作品の総監督に就任したとのことです。
舞台は未来ですが、実写映画で実績を積んだ監督が総指揮をとっているせいか、人間関係の描写がとてもリアルで、一級品の作品に仕上がっています。

さて、同じサイコパスでも、本日取り上げるのは、本来の意味"PSYCHOPATH"の方です。
(上記作品のPSYCHO-PASSとは「人間のあらゆる心理状態や性格傾向を計測する値」のことを指します。それと、本来の「PSYCHOPATH」とを掛けているのでしょう)。

「サイコパス」とは、
 三省堂の大辞林によると「性格が逸脱し、そのために社会を困らせたり自らが悩むもの。性格異常」と記載されている。
 サイコパスは社会の捕食者(プレデター)であり、極端な冷酷さ、未慈悲、エゴイズム、感情の欠如、結果至上主義が主な特徴で、良心や他人に対する思いやりに全く欠けており、罪悪感も後悔の念もなく、社会の規範を犯し、人の期待を裏切り、自分勝手に欲しいものを取り、好きなように振る舞う。その大部分は殺人を犯す凶悪犯ではなく、身近にひそむ異常人格者である。(Wikipediaより)
医学的所見によれば、前頭葉の障害によって、このような人格障害が起こるようです。


ところが、イギリスの心理学者が、以下のような結果を発表しました。
★ 英国心理学者 サイコパスが多い職場 上位10を発表


この記事を読んで、ふと、サイコパスが多い職場と少ない職場に分けることができるとするならば、遺伝的な特質があろうとも、それは環境によって変えうることの証左ではないか、と考えました。
 一方サイコパス上司が最も少ない職種、上位10は、付き添い看護士、看護士、内科医、サービス業、スタイリスト、慈善基金職員、教師、画家、医師、会計士。  ダットン氏によれば、こうした職種は、他人との人間関係に対する注意深さや同情を必要とするので、サイコパス的人物は務まらない。
サイコパスには務まらないから、彼らは自主的にそういった職場を離れていくので、淘汰された結果、サイコパスが少ない職場へと変貌する、ということでしょうか?
いや、私は何人ものサイコパス的な人間と会った経験から言いますと、彼らは一概にプライドが高いので、そうそう簡単に会社を辞める人ばかりだとは思えません。
それよりも、彼らが我慢してその職場に居続けた結果、彼ら自身が変わっていったと考えられないでしょうか?

私は、クレーム処理の仕事に携わったことがあります。
怒り狂う顧客をなだめ、彼らの話を聞きつつ、問題解決の端緒を作った後に、専門部署へ案件を引き渡す、という部署です。

そこに長年務めている年配の人々は、ほとんどがおだやかで、一緒にいて不愉快になることがめったにありません。

でも、挙動、言動をつぶさに観察してみると、もともとは性格がきつかったんだろうな、という方々も多いのです。
毒舌家で、常に相手よりも上に立ちたがり、いい加減な対応を決して許さない、という地が透けて見えることがありました。

ところが、毎日のように怒鳴られながら、それでもキレずに、自分の感情をコントロールする訓練を積む内に、たいていのことには怒り狂うことなく、自分の感情を抑えることができるようになっていったもののようです。

事実、大変カッとなりやすく、粗暴な人物がその職場に配属されてきたことがありました。
気に喰わないことがあると、
「てめぇ、ただじゃおかねぇからな」
などと凄んでみせていた人物が、一年経つうちに、穏やかになり、客の暴言にも冷静に対処するように変化したのを、この目で見ました。

ですから、上記心理学者が考えるように、ある環境にサイコパス的人物は務まらない(から自分から消えていく)、と考えるだけではなく、サイコパス的な人であったとしても環境が人を変えていく割合も高いのではないか、ということを改めてこの記事を読んで感じました。

現在、心理学や脳の研究の発達によって、発達障害だとか人格障害の存在が多く知られるようになりましたが、遺伝的原因を強く主張し過ぎており、学者たちは「矯正には限界がある」と考える傾向が強いのが現状です。

しかし、ある職業に就くなど、数十年に渡る鍛錬の結果、人々がどのように変わりうるのかを、何万人という規模で研究した結果は、まだ存在しません。
そして、職種によってサイコパスが多い職場と少ない職場がある、という現実。

PTSDによって粗暴な人格へと人が変容するというのならば、その逆もしかりでしょう。
脳の機能の一部が、生来機能しなくとも、環境が要請するうちに、機能していなかった部分が活動を開始してもおかしくはないでしょう。

無論、遺伝的な要素は大きいのでしょう。
しかし、長期に渡る環境圧によって、人格は、サイコパスのような病的なものであっても、大きく変わりうる、可塑性のあるものではないでしょうか。


2012年11月27日火曜日

肯定すること

ジョン・レノンという歌手については、知らない人の方が少ないでしょう。
「ビートルズ」というバンドのメンバーとして、数々の名曲を量産。
世界中のミュージックシーンを変えたと言われています。

ただ、一音楽家として終わったのならば、ここまで多くの人々の記憶にとどまらなかったかもしれません。
彼が、今でも世界中に影響を与えているのは、ベトナム反戦運動の旗手として人々に平和を訴えた、功績が大きいでしょう。

政治活動だけなら、大勢の政治家の仕事と何ら変わりません。
しかし、一流の音楽家の政治活動は、影響力が違います。
そして、彼の主張は、当時のアメリカ合衆国政府の姿勢と真っ向から対峙しました。
数多くの脅迫を受けましたが、彼はそれに屈しませんでした。

「アーティストは表現活動によって、世界を変えることができる」
そう信じて、行動した彼の活動が、世界の若者たちに大きな影響を与えたのです。

彼は多くの人に影響を与えましたが、彼自身もいろいろな人々に影響を受けて、彼という人格を形成しました。
若いころのポール・マッカートニーとの出会い、マネージャーであるブライアン・エプスタインからのアドバイスなどのお陰で、世界から愛されるアーティストへと変貌していきました。
その彼が、音楽活動に飽きたらず、反戦運動に大きく舵を切ったのは、オノ・ヨーコの影響です。

オノ・ヨーコは日本人ですが、大学中退後にアメリカに渡り、前衛芸術家として活躍していました。
彼女の展覧会に、1966年11月9日、ジョン・レノンは偶然、客として訪問します。

彼女の作品の名前は「天井の絵(Ceiling Painting")」
脚立に客は登って、天井に貼られたキャンバスを覗く、という趣向です。
脚立に登り、虫眼鏡を使って覗いた天井のキャンバスには、絵ではなく文字が書かれていました。








ただ一言、

"YES"

と。

素敵な作品です。
日本語の語感だと、
「大丈夫」
になるのかもしれません。

人間はとにかく、自分のことが一番大切な生き物です。
自分の存在価値を高めるために、他人を否定する人が世の中には、とても多いもの。

ふと気づけば、自分が否定する側に立っていることに気づくこともしばしばです。
傷つけられることが常態化するうちに、自分を守るために、他人を否定するのです。

そんなときに、誰かに、"YES"といってもらうだけで、心がふっと楽になる人は多いはずです。
誰もが、自分を肯定してもらいたがっています。

当時のビートルズは、大勢のファンから支持されながら、批評家や知人、教育者などからは批判も集めたため、メンバーのストレスたるや、並大抵なものではありませんでした。

揺れ動く自我に苦しんだジョン・レノンは、脚立をのぼり、天井を見上げ、そして"YES"という言葉をそこに見出した時に、救われたと感じたのかもしれません。

この話を聞いた時に感銘をうけたので、ご紹介しました。

2012年11月26日月曜日

最近気になった記事の紹介

最近気になった記事をご紹介します。

★ どうしても気になるぽっこり下腹の原因を知ってバイバイする方法
下腹部が引っ込まないことに悩む人は多いです。
特に女性。
顔や下腹部、腿肉などの脂肪はなかなか減らないのに、別の部位の脂肪だけが減ってしまう……そんな悩みを抱えているみなさまは、いろいろな方法を試してみて、自分に一番あった方法を取り入れることが大切です。
この記事で紹介している方法も、試行錯誤する方法の一つとして、試してみることをお勧めします。


★ 変形性膝関節症へのグルコサミン内服、初のRCTでは予防効果得られず
膝の痛みに「グルコサミン」がいい、とはよく聞きますが、実は効果がないかもしれない、という実験結果が出たようです。

健康食品は、本当か嘘か分からない物が多いので困りますね。
とはいえ、芸能人などが積極的に健康食品を摂取して、年齢に似つかわしくない容貌を手に入れているのも事実。

それに、上記の観測結果がある一方で、「ご存知ですか?グルコサミン 鳥取大学農学部南三郎教授に聞く、グルコサミンの働き」という記事では、動物実験では有意な結果が得られていると結論づけています。

これも、試行錯誤して試していくことが必要です。


★ 瞑想をすると風邪をひきにくくなり、ひいたとしても超高速で復活できちゃうらしいゾ!
上記とちがって、瞑想が身体や精神にいい、という実験結果が次々に出ています。
宗教では昔から推奨されている方法ですが、宗教嫌いの人にとっては、なんだか「怪しげな」方法のため、敬遠する嫌いがあるようです。

しかし、実際は大変いろいろな効果のある方法であり、健康食品以上に健康によいもののようです。
時々このブログでも取り上げている『スタンフォードの自分を変える教室』でも、瞑想は意志力強化のためのイチオシの方法です。
まず、一週間ほど試してみましょう。


★ ちきりんの正体が伊賀泰代だと話題に
どうやら「Chikirin」という単語の商標権を伊賀氏が取得したことからばれてしまった模様です。
ちきりん氏ともあろう者が、随分脇の甘い行動を取るものだと思っていました。
たとえば、友人に代理取得してもらうなど、他に色々と方法があったはずなのに……。

ところが、どうやら伊賀氏の新刊の発売に合わせてわざとリークした模様。
これ、新宿紀伊国屋前で私が撮った写真です。
この平積みの『採用基準』の山を見た時に、なんとも言えない気分になりました。
なんだかね……。
名前バレさえも計画的におこなう、彼女の宣伝のうまさに、脱帽です。


★ 悪いこと言わないから、会社なんて始めるべきではありません
エバーノートは以前使っていましたが、今は全然使っていません。
Googleが提供するドキュメントでほぼ代用できるからです。
しかし、この記事を読むと、創設者はとても理知的で、それでいて情熱家な素晴らしい人のようです。
応援したくなりました。


★ 米軍拠点を襲撃し、恐怖から絶叫する米軍兵士達を容赦なく皆殺しにするタリバンの戦闘員達
数年たっても、政府ですらないゲリラ組織の殲滅を、米軍がいまだ達成できないということが信じられません。
日本軍が広大なアフガニスタンよりも広大な中国で、共産党や国民党を倒せなかった理由がよく分かります。

米軍が撤退すれば、タリバンはいずれアフガニスタン全土を支配するでしょう。
そして、いつの日かアメリカに復讐することでしょう。


★ これを見なきゃ死んでも死にきれない!!!死ぬまでに一度は行ってみたい世界の名所40選
美しい。
世界中の美しい場所をすべて観て、死にたいものです。
イタリアには「ナポリを見て死ね」という言葉があるそうです。
美しいものを見ずして、死ぬなかれ。


2012年11月25日日曜日

いいことをしたら、悪いことをしてもいい?

誰からも尊敬を受けていた立派な人物が、大変な悪事に手を染めていたことがばれて、大きなニュースになることがあります。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか。

「正しいことを考える人間は善行を行うし、悪いことを考える人間は邪なことをおこなう」
と、誰もが考えがちです。

ところが、必ずしもそうは言えないようです。
良いことを行い、考えている人間には、「自分はすこしばかり悪いことをしてもいい、そうするだけの権利が自分にはある」と考える傾向があるとしたら、どうでしょう。

『スタンフォードの自分を変える教室』の著者・ケリー・マクゴニガルの記事「After an especially good deed, are you destined to sin?」によると、自制心について研究を重ねていたノースウェスタン大学のチームの研究結果では、良いことを考えることが必ずしも将来の善行を担保するものではないのだそうです。

実験の対象となる人々を2つのチームに分けて、一方には「思いやり」「寛大」「公正」「親切」などのテーマで作文をさせ、もう一方には「不誠実」「貪欲」「下品」「利己的」という題で作文をさせました。

彼らに実際に下品なことを行わせたのではなく、単に、そのことについて考えてもらっただけです。

ところが、その「実験」が終わった後、慈善団体に寄付をするように、彼らは依頼されました。
実は、善や悪について作文を書かせることではなく、その後の寄付の要求に対してどのように反応するかを調べることが、実験の目的でした。

……普通ならば、良いことについて考えた人間の方が、慈善行為に積極的になると考えます。
ところが、実験結果は逆でした。
悪いことについて頭を巡らせた人のほうが、寄付の金額が圧倒的に多かったそうです。

寄付を求められる前に要求されたのは、考えることだけです。
ところが、人は善行について考えただけで自分に満足してしまい、それ以上の善行は不要だと考え、逆に悪いことについて考えた人間は反省して、良いことをもっと行おう、と考える傾向にあることが分かりました。

似たようなことは、私たちの日常でよく経験します。

私にもありました。
真面目な学生生活を行なっていたときのこと、たまたまあった飲み会で、酔いが回る内に、
「いつも真面目にやっているんだから、少しばかりハメを外してもバチは当たるまい」
と考えて、普段は決してしないような大騒ぎをおこなったことがありました。

自分が良いことをしている、悪いことはしていない、と考えているからこそ、
「少しばかり間違ったことをしてもいいのではないか」
と考える傾向があるのは、人間の弱さですね。
悪い意味で、バランスを取ろうとするのです。

日本の宗教である浄土真宗の有名な理論「悪人正機説」のことを思い出しました。
親鸞は、人間というものは、生きている限りは罪を犯さざるを得ない悪人であり、善人とは自分が悪人であることに気づくことの出来ない愚かな存在である、と考えました。

そして、自分のことが悪人である、と心の底から思うことのできた人間こそが、阿弥陀如来によって救われる対象となる……とこのように説いたのです。
彼の教えによって、極悪非道な人間が増えたのでしょうか?
実際は逆で「自分は悪人である」という深い自覚をもった人々は「南無阿弥陀仏」と唱え、善行をひたすら積み、信仰が深まれば深まるほど行いを慎むようになります。
修行を積んだ人は「妙好人」と言われ、尊敬の対象となっていったのです。

不思議なものです。
自分が悪人であると考える人間の方が、倫理的になり、尊大な人間、傲慢な人間が鼻持ちならない性格の持ち主となるのが、この社会の理(ことわり)なのでしょう。

「自分は悪くない」
「自分は立派な人間だ」
と考える人間は、得てして他人を傷つけ、他人を否定し、他人に迷惑をかけても、自分が間違っているとは考えないものです。

ノースウェスタンン大学の研究結果をもとにすれば、立派な人間が、浮気をしたり、社内で不正を働いたり、公金を横領したりする人間となるのは矛盾でもなんでもないのです。

自分が間違っているのではないか、自分は悪い人間ではないか、という視点を常に持ち歩いて、生きていくことが必要なのかもしれませんね。

2012年11月24日土曜日

10人の偉大な海兵隊員

沖縄では米軍の不祥事が立て続けに報道されています。
夜間外出禁止令を出しても、それを平気で破って住宅に侵入する彼らの無法ぶりに怒りがわきます。

★ 沖縄米兵また逮捕、酔って住居侵入容疑
酒に酔ってビル内の部屋に侵入したとして、沖縄県警那覇署は18日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の海兵隊中尉トーマス・チャンケット容疑者(24)を住居侵入容疑で現行犯逮捕した。
今回犯行を犯した海兵隊は、沖縄に駐留している米軍の中でも性質が悪く、年間1,000件ほど発生すると言われている米軍の起こす事件のうち、犯罪行為に関わっている者の率が最も多い、と言われています。
海兵隊は、戦争の際にはいつでも前線で戦うように(殺人をいとわないように)訓練されており、性格の荒い集団であることも関係あるのでしょう。

米軍は陸軍、海軍、空軍、沿岸警備隊、そして海兵隊の5つの軍隊で構成されています。
海兵隊はその中で最強の呼び名が高く、紛れもなく、世界で最強の戦闘集団です。

彼らの訓練は過酷で、精神力を鍛え上げるために部隊内での教育は苛烈を極めるのだそうです。
そのストレスたるや生半可なものではなく、そのため、日常で問題を立て続けに起こすことが多いのだとか。

しかし、沖縄に駐留している海兵隊は、約15,000人。
すべてが人格破綻者かといえばそんなことはなく、厳しい訓練の末に手に入れた強い精神と肉体で、強い使命感をもって勤務に励んでいる人のほうが圧倒的に多いのです。

★ 10 Great US Marines

対象の本質を知るために、犯罪行為を行う兵隊ばかりをクローズアップするのではなく、人々から尊敬されるような海兵隊出身の著名人のことを知ることは当然のように重要だと考えます。
本日は、米国海兵隊の中で、偉大な存在としてリスペクトされた10人の兵士について、ご紹介していきましょう。


10 ブライアン·マイケル·スタン
(1980年9月24日生)
ブライアン・スタンは日本の横田基地で生まれました。
海軍兵学校を卒業後、海兵隊に入隊した彼は、総合格闘技を学びます。
配属されたイラクで、2005年5月、42人の小隊の副隊長として従軍中に、危機的な状況から全員を救い出した栄誉で勲章を受賞しました。

その後2006年に総合格闘家としてデビューし、2008年にWEC世界ヘヴィー級チャンピオンになりました。

現在は結婚し、2人の子供に恵まれているそうです。


9 ロバート·レッキー
(1920年12月18日~2001年12月24日)
第二次世界大戦に、機関銃手および情報部隊員として参加して、ガダルカナル戦やペリリューの戦いなどに従軍し、戦後は新聞記者として活躍しました。

その後、1957年に『ヘルメットを枕にして』を発表、ベストセラーとなり、以後、アメリカ戦史を題材に40冊以上の本を書き上げました。


8 ユージン・スレッジ・デュラン
(1923年11月4日~2001年3月3日)

彼もまた、海兵隊を除隊後に作家として成功しました。海兵隊を除隊後は、市民生活に順応できず、動物を殺すことにも耐えられずに趣味の狩りができなくなります。

それを見かねた父がバードウォッチングをすることを提案し、それが彼のリハビリとなり、やがて大学に再入学、30歳で研究室の助手となり、1970年にはアラバマ大学の生物学の教授となりました。
1981年に『ペリリュー・沖縄戦記』を出版して、作家としてもデビューした、多彩な人でした。



7 ジョン·ハーシェル·グレン·ジュニア
(1921年7月18日生)
第二次世界大戦と朝鮮戦争で活躍した後、戦闘機パイロットの経歴を認められてNASAの宇宙飛行士となり、1962年に地球を周回する最初のアメリカ人になりました。1974年オハイオ州から上院議員として立候補、1999年まで上院議員として政界で活躍しました。1998年には77歳で宇宙に9日間滞在したことでも有名となりました。


6 ダニエル·ジョセフ·ダリー
(1873年11月11日~1937年4月27日)

今まで挙げた海兵隊とは異なり、こちらはもっと古参兵です。義和団の乱や第一次世界大戦で活躍した彼は、1901年と1915年、それぞれの戦いで勲章を与えられたのだそうです。

彼の有名な言葉に、仲間を奮い立たせるために言ったとされる「永遠に行きたいのか?」というものがあり、これはアメリカではよく引用される言葉だそうです。


5 アイラ・ハミルトン・ヘイズ
(1923年1月12日~1955年1月24日)
彼の名を有名にしたのは、硫黄島の戦いです。
あの有名な、海兵隊が旗を硫黄島に掲げるシーンは、存続の意味を問われている海兵隊(陸軍と海軍があれがいいじゃないか、という声あり)の存在の必要性を意味づけるものとして、人々の記憶にとどまっています。

硫黄島の戦いでは、日本軍は守備兵力20,933名のうち20,129名が戦死。アメリカ軍は6,821名の戦死者を出しました。これだけの被害をアメリカにもたらしたのは、硫黄島の戦いを指揮していた栗林忠道陸軍大将の徹底したゲリラ戦のお陰だと言われています。


4 ロナルド·リー・アーメイ
(1944年3月24日生)
彼の名前を一躍有名にしたのは、映画『フルメタル・ジャケット』のハートマン鬼軍曹役としてでしょう。実際に海兵隊で指導教官として従軍していた経歴を請われて、最初は演技指導を行なっていたのですが、あまりの迫力に監督から訳者として出演して欲しいと依頼されたことがあの有名なシーンへとつながるのです。
テレビでは司会業も勤めており、海兵隊のスポークスマン的な役割を果たしています。


3 ジョン・バジロン
(1916年11月4日~1945年2月19日)


第二次世界大戦で活躍後、硫黄島の戦いで戦死した彼は、名誉勲章、海軍十字章、パープルハート章という軍隊の中でももっとも栄誉ある勲章を三つすべてを受章しました。そのような戦績の持ち主は彼一人であり、彼の名前は駆逐艦に名付けられました。

特に、ガダルカナルの戦いでは、3日間の攻防戦で、バジロンの部隊15名のうち12名が戦死しながらも、3000名の我が日本軍を撃退するという功績を与えられました。そのため、名誉勲章を受章しています。



2 ジョン·アーチャー・レジューヌ
(1867年1月10日~1942年11月20日)

彼は「海兵隊の中の海兵隊」としても知られています。米西戦争や第一次世界大戦に従軍して、アメリカのために戦いました。

1 ルイスバーウェル・プーラー
(1898年6月26日~1971年10月11日)
「うぬぼれ屋のプーラー」として知られる彼は、第二次世界大戦や朝鮮戦争に従軍して、数々の戦績を上げました。多くの勲章を受賞し、フリゲート艦は彼にちなんで命名されました。
彼の息子も軍人として有名でしたが、ベトナム戦争で両足と手の一部を失い、1994年に自殺したそうです。


過去から現在まで、アメリカの歴史は戦争の歴史でもあります。世界の警察として、これからも世界各地で戦闘に従事していかなくてはならないのでしょう。人々の記憶に残った上記の人々と、人々から忘れ去られた無数の海兵隊員たち。海兵隊について調べる内に、無常観のようなものを感じずにはいられませんでした。



2012年11月23日金曜日

近所のファーストフード店にご用心

『スタンフォードの自分を変える教室』の著者であるケリー・マクゴニガルが、2009年から連載している記事を、本日から時々、ご紹介していこうと思います。

まずは、"Is Your Neighborhood Making You Fat?" (あなたの隣人が、あなたを太らせているのでは?)という、2009年6月22日の記事から。

最近の研究では、意志力はガソリンと同じようなもので、容量に限度があり、使えば使うほど失われていくものなのだそうです。

肥満と意志力の関係を示す、統計上の指数があるのをご存知でしょうか。

ダイエットの大敵といえば、ファーストフード店やコンビニエンスストアのスナックやジャンクフードであすが、近所に、肥満の誘惑になるこの店舗がどれだけあるかを調べることを、マクゴニガル氏は勧めています。

自宅からある方向を選び、半マイル(約800メートル)までの間に、ファーストフード店、コンビニエンスストア、それから、生鮮食品を扱っているスーパーの数がいくつあるかを数えるのです。

これを、下記方程式に当てはめます。

ファーストフード店の数(F) + コンビニエンスストアの数(C) ÷ スーパーの数(G)
= "小売食品環境指数"(RFEI)

もしも近所にスーパーがない場合は、(G)を便宜上、1とします。

この(RFEI)が、3.0未満の場合、その地域の肥満者は少なく、5.0以上となると、肥満者の数が非常に増えることが、研究の結果判明したのだそうです。

マクゴニガル氏は、上記研究結果について紹介した後、ファーストフード店の誘惑から逃れるためにはどのような方法があるかをまとめました。
1. できる限り自宅で食べるようにして、食事する環境をコントロールする。
2. 食事する前に、食事する場所を決めておく。
3. 地元のレストランに健康的なメニューがあるかどうか、コンビニのどの棚に健康食品が売っているか、事前に調べておく。
4. 地元の友だちと食事するのはレストラン、などの決まりごとを事前に決めておく。
つまり、誘惑の駆られる場所で判断しようとしても、意志力は減っており、抵抗する気力がないのですが、その場所から離れた場所で事前に決めておけばよい、ということです。

ダイエットのための意志力を浪費しないためにも、計画を建てて行うことが大切なのですね。

安い食材を使った栄養バランスの欠けた食事によって肥満や糖尿病となってしまうことにならないように、気をつけていきましょう。


2012年11月22日木曜日

『自分を変える教室』の著者について

『スタンフォード大学の自分を変える教室』の作者、ケリーマクゴニガル博士は、ご覧のとおりの美しき女性です。

彼女の専門は健康心理学。

研究テーマは「私達が神経科学や現代心理学の研究結果を、健康、幸福、人生、人間関係のよりよい改善へどのように結びつけていくか」ということ。加えて『インターナショナル ヨガ セラピー』誌の編集者も勤めている多才な人物です。


ご自分のサイトもお持ちです。
http://kellymcgonigal.com/

彼女の最近のつぶやきによれば、来年初頭に来日する模様。
「私の本を出している出版社が、来年1月に宣伝旅行のために東京に連れて行ってくれるんだって! 原宿通りのファッション以外で、どんなことに挑戦すればいいと思う?」

おおっと、これは要チェックですね。
彼女の自身に満ち溢れた、わかりやすい講義は、YouTubeでも観ることができます。
彼女はThe Science of Willpower というサイトで数年にわたって連載を持っていました。
読みますと、結構いいことを書いています。

その翻訳を読みたかったのですが、どこにもなさそうです。
そこで、明日からは、彼女の記事をときどき抄訳して、ご紹介することにしましょう。




2012年11月21日水曜日

『スタンフォードの自分を変える教室』の印象に残る話

この『スタンフォードの自分を変える教室』を書いたケリーマクゴニガル女史は、上記写真のとおりのうら若き女性ながら、すでに博士号を持ち、名門のスタンフォード大学で教鞭をとっています。

彼女のテーマは「意志力」であり、心理学の実験などの科学的根拠を基に、人間の意志力とはどのような仕組みを持ち、どのような特徴があり、どのように利用していけばいいのかを詳細に語っています。

その中の一節に、たとえばこんな実験がありました(ここからはうろ覚えです)。
ネズミの脳に電極を差し込み、実験用の檻に設置されたボタンを押せば、電極に微弱な電流が流れ、脳のある部位を刺激することができるようにします。

するとネズミは、何度も何度も飽きることなく、それこそ寝食を忘れてボタンを押すことに夢中になったのだそうです。

そこはドーパミンの放出を活性化させる部位出会ったために、ドーパミンは人間の快楽欲求を満たす効果がある……と、従来は考えられていました。

ところが、現在は異なる見解となっているそうです。
というのは、その後、人間の脳に、ネズミと同じように電極を埋め込んで同じような実験が行われたのだそうです。

実験体となった人々は、同じように、夢中になってドーパミンが流れるボタンを押し続け、中には実験を終えようとしても、激しく抗議する人々が続出したのでした。

人間はネズミと異なり、心を言葉で表現できます。
科学者達は、ボタンを押した時の多幸感について、尋ねたところ、驚くべき答えが返って来ました。
「それほど気持よくなく、むしろ不快だった。確かに一瞬は幸せな気持ちを味わえるのだが、私の心のなかのほとんどを占めていたのは、次はもっと気持ちがいいのではないか、という焦燥感だった」

つまり、実験動物や被験者たちを夢中にさせるもの、欲求をかりたてるものは、多幸感のような満足感ではなく、
「次にはもっと気持ちよくなれるのではないか」
という期待感と、焦燥感だった、ということなのです。

これは、現代の携帯電話事情と同じではないでしょうか。
私たちの多くは、毎日、何時間も携帯電話を触らずにはいられません。
彼らは、その間幸せでしょうか。
いや、そうではありません。
(次にクリックした情報には、もっと面白い情報が書かれているかもしれない)
(このメールを書いたら、もっと嬉しいメールが返ってくるかもしれない)
そんな期待感が、中毒を生んでいるのではないでしょうか。

考えてみれば、本当に充実した人は、さらに飽くなき欲求に駆り立てられることはないはずです。
手に入れた現実に満足できないから、次へ、次へと人々は駆り立てられるのです。

……ということを意識するだけで、行動が変わります。
いつも携帯をいじらずにはいられない人は、自分が満足のためではなく、期待感に駆り立てられていることを意識してください。

それだけで、携帯の吸引力から離れられるはずです。


……などのさまざまな意志力に関する目からウロコの話が、この本には満載されています。
とにかく、読むべし。
超お勧めです。

2012年11月20日火曜日

『スタンフォードの自分を変える教室』がめっぽう良かった

意思力が弱いことに悩む人は、世の中にたくさんいるようです。

かくいう私もその1人。
自分で決めたことを、なかなか守り通すことができません。

「朝5時に起きよう」 → 「出勤時間ギリギリまで寝ていたい」
「夜12時前には寝よう」 → 「ネットサーフィンにはまり、終身は深夜2時に」
「時間を守ろう」 → 「ついつい他のことに気を取られ、時間を守れず」
「毎日勉強しよう」 → 「いつの間にやらウヤムヤに……」
「携帯をいじるのをやめよう」 → 「あれ? なんで俺は携帯をいじっているんだ?」

目標を立て、計画を作成し、実行しようとして挫折する……嗚呼、書いているだけで泣けてきます。

そんな私が、最近意志力を強くするための方法論が満載だ、と評判の高い『スタンフォードの自分を変える教室』を読みまして、愕然としました。

これを学生の頃に読んでいたら、人生が変わったかもしれない。
そう思えるほどの衝撃でした。

昔読んでいたら(or 知っていたら)自分の人生が違っていたかも……云々という物言いは、私は嫌いです。
そんなにいい方法だったら、今やればいいじゃない!! 後悔している暇なんてナイヨ!!
You、やっちゃいな!!
……というのが私のスタイルですから。

ところが、この意志力を強くする方法だけは、どうすればいいのか分からなくて、中学生の頃から、何十年も抱え続けてきた悩みでした。
それが解決できそうだ、という確かな手応えがあると、昔の自分に教えてやりたかった、と慨嘆せざるを得ませんでした。

人生に成功する上で、もっとも基本的な力、能力、それが意志力です。
目標を定めてやり遂げようとする力、車でいえばエンジンのようなもの。
それが調子が悪くて、しょっちゅうエンストを起こすようでは、車は目的地になかなか到達できません。

その長年の苦悩を、一気に解決しようとしているのが、この『スタンフォードの自分を変える教室』でした。

具体的にどのような箇所が良かったのか、明日書きます。

2012年11月19日月曜日

靴のニオイを完全除去する方法


足のニオイにお困りの方、いらっしゃいませんか?
靴が臭うことに、悩んでいる人はいませんか?
彼氏や彼女の家に行く時に、自分の靴下が臭うのではないか、とひそかに心配している人はいませんか?

私も一時期、悩んでいた時がありました。
靴が、やけにニオうのです。
特に夏場。

気にし過ぎかもしれませんが、私も30歳を過ぎてから、体臭に気を遣うようになりました。
気を遣わない50代以上の男性上司の中には、とんでもない悪臭をまき散らしている人がいます。
自分がそうなってはいけない、と、彼らの近くに寄って悪臭を嗅ぐたびに、改めて思う日々です。

そうはいっても、職場ではスリッパに履き替えることが禁止されています(服飾規定)。
今は少しずつ(なし崩し的に)緩和されていますが、靴以外厳禁だったころ、夏場、通勤で蒸れた足のニオイに気を遣いながら、仕事をしていました。

そんなときに、2ちゃんねるなどのまとめサイトなどで知ったのが「グランズレメディ」という商品です。
この威力は凄まじいようで、NAVARまとめでも取り上げられており、とにかく評価が高いのです。

Amazonには、カスタマーレビュー欄があるのをご存知だと思います。
そのレビュー数が、なんと11/18現在で131件。
これだけのレビュー数を集めるのも凄いことですが、そのうち5つ星をつけた人が114人もいます。
これだけの人々から認められるということは、只者ではありませんね。

思い切って、今月初めに購入しました。
お値段は2,160円です。
それぞれの金銭感覚は異なると思いますが、私にとっては、たかだか足の消臭にかけるお値段としては、お高いな、というのが当初の印象でした。


これが中国製ならば、どんな物質が混入しているか分からない怖さがありますが、品質は安心のニュージーランド製です。


シールでしっかりと封をされているので、配送途中で開けられて、異物が混入されたかどうかを心配する必要がありません。



中身は、このような感じ。
パウダーがぎっしりとつまっていました。
使い方は簡単で、添付されたサジで一すくいして靴に入れ、靴中に行き渡るようにまんべんなく振るだけ。

さて、使用して約20日。
まったく足のニオイに悩むことがなくなりました。

もちろん、秋も深まり、足が蒸れることもなくなったことも原因でしょうが、それだけではないことが、先日判明しました。

この前、朝関東地方を大雨が襲ったことがありましたよね?
そのときは一日中、湿った靴で仕事をするハメになりました。

すぐに脱いでスリッパに履き替え、靴には新聞紙を詰め込めばよかったのですが、仕事が立て込んでいたのといろいろと所用が重なり、その暇がなかったのです。

靴を脱ぐことを思い出したのは、帰宅してから。
その瞬間、ぞっとしました。
こりゃぁ、クサイだろうと。

ぞっとしながらその日初めて、靴を脱いだのに……

臭わない。

臭わない。

臭わない!

これには感動しました。
たったひとさじで足のニオイに悩む人生からおさらばできるのですから、これは「買い」だと思います。


2012年11月18日日曜日

『009 RE:CYBORG 』を観てきました!

以前、ブログに書いたことがある、神山健治が監督した『009 RE:CYBORG 』
石ノ森章太郎が未完とした『サイボーグ009』を、『東のエデン』『攻殻機動隊 S.A.C.』『精霊の守り人』などを監督したことで知られる神山氏が「完成」させたそうですが、その映像美に当てられて、発表前から楽しみにしていました。

ところが、いろいろと用事が重なり、公開直後に観ることができませんでした。
あれだけ騒いでいた割には少々遅く、先日やっと観てきました。

断言しますが、1,800円払って観る価値は、間違いなくあります。
とにかく、映像が斬新でした。

初めて『マトリックス』を観た時に、誰もが驚いたことと思います。

日本のアニメが生み出した様々な表現を、CGでリアルに再現しただけではなく、それ以上の映像表現を実写で見せてくれたのが『マトリックス』でした。

あの映画を感動した時以来の興奮を、この映画では覚えました。
映画を観る動機は人それぞれでしょうが、今まで観たことのない映像表現に触れることで、自分の想像力の範囲を広げる体験をすることも、醍醐味の一つと言えます。

たとえば「歩く」という行為を、ただ脚を動かすことで表すのが最低限の表現だとしたら、服の上からでも感じられるような微細な筋肉の躍動や、次々に切り替わる背景、次第に鈍くなる歩みのスピードなどで単純な動作に奥行きを与えるのが、より高度な表現だといえます。

そういった動きを、真実以上に細かく描くことで、リアルの歩行よりも、もっと美しく思えたりします。
より美しく描かれた動作には、私たちの目を知らず知らずの内に奪う効果があるのです。

今まで観たことのないような美が、とことん詰まった映画でした……。
これ以上具体的に書くとネタバレになってしまうので、これから009を観るのを楽しみにしている方々以外だけが、下記をクリックしてお読みください。

※ちなみに劇場情報は、こちらとなっています。
http://009.ph9.jp/theater/


















ここからは、完全ネタバレ注意です↓

2012年11月17日土曜日

勝海舟の話

昨日、明石家さんまとその息子・二千翔くんのエピソードについて書きましたが、それと似たエピソードを、ふと思い出しました。

それは、彼とは全然関係ないように思える、江戸末期の政治家・勝海舟(かつかいしゅう)のエピソードです。

勝海舟については多くの人がご存知でしょうから、簡単に述べるにとどめます。
16歳で家督を継ぎ弘化2年(1845年)から永井青崖に蘭学を学び、赤坂田町に私塾「氷解塾」を開く。安政の改革で才能を見出され、長崎海軍伝習所に入所。万延元年(1860年)には咸臨丸で渡米し、帰国後軍艦奉行並となり神戸海軍操練所を開設。戊辰戦争時には、幕府軍の軍事総裁となり、徹底抗戦を主張する小栗忠順に対し、早期停戦と江戸城無血開城を主張し実現。明治維新後は、参議、海軍卿、その後伯爵、枢密顧問官となり政府の日清戦争に終始反対した。(Wikipediaより)
勝海舟の素晴らしいところは、先を読み通す能力であり、たくみなバランス感覚であり、周囲に迎合しない反骨精神であり、そして、彼が何よりも自由を愛していたことです。

単なる能吏ではなく、優秀な研究者であり、かなりの剣客でもありました。
ここまでの万能の存在は、現在なかなかいません。

その彼が9歳の頃、イヌに金玉を噛まれて70日もの間、死の淵をさまよったことがありました。
その時に彼の父親である小吉が取った行動が、毎晩息子を抱きしめて眠る、という方法でした。
それだけではなく、「水垢離」という冷水を浴びるという苦行により、一心不乱になって息子の快癒を祈ったのだそうです。

その結果、海舟は一命をとりとめます。
親から無条件に、誰よりも愛されている、という何者にも代えがたい感激が、彼を救ったのかもしれません。

この人に、自分は愛されているんだ、という確信は、とても大切ですね。
強く激しい父親の愛が、一方で海舟を死の淵から救い、一方で二千翔くんを喘息から救いました。

海舟を救った小吉の話と、二千翔くんを救ったさんまの話は、とても似ています。
どちらも宗教的な信念をもって、息子を救いました。

こうしてみますと、勝海舟のご尊顔は明石家さんまと、やや似ている気もしてきます。
当然、勝小吉は、海舟に似ていたはずです。
もしや、明石家さんまは勝小吉の……いや、それはないですね(笑)。

もしも私に子供が生まれたら、彼らのように、絶対の信頼感を与えてあげたい、そう思います。

ちなみに、

これが海舟の半自伝であり、


これが勝小吉の半生記です。

2012年11月16日金曜日

明石家さんまのエピソード③

昨日の続きです。

少し脱線していたので、明石家さんまの話に戻しましょう。

2011年8月25日、大竹しのぶが「オールナイトニッポン」のメインパーソナリティーになり、ゲストとして明石家さんまを呼ぶ、というスペシャル企画で、しのぶの息子である二千翔くんの喘息を治した時のエピソードの真実が、25年ぶりに語られました。

……それは、巷間に流布した話とは、ひと味違っていました。これをラジオで聞いた時は、ほんとうに感動しましたね。なにしろ、元妻の大竹しのぶですら、25年間、知らなかったことだったのですから。

さんまが語るには、彼は当時、気功の研究にはまっていたのだそうです。

その数ヶ月前、テレビ番組の企画でさんまの超能力を試すとういうものがありました。見事クリアした彼は、テレパシーや気、魂の存在を信じるようになります。

彼の誤解か勘違いだったのかもしれませんが、ことの真偽は、ここでは問いますまい。

とにかく彼はそのとき以来、「自分は他人よりも"氣"の力が強いらしい」と考えるようになりました。
そして彼は試行錯誤の末に、ある方法にたどりつきます。

現実の障害を、何らかの視覚的イメージとして把握し、それを、想像上で変化させていくことで、現実をも変えてしまう……それが彼が独学で獲得した方法でした。気功や宗教、シャーマニズムにおいて、その技術は「イメージワーク」や「想念術」として知られています。

彼がどうやってその方法にたどり着いたのか分かりません。
もしかして、誰か師匠がいたのかもしれません。

さて、彼がいろいろな試行錯誤のすえに獲得した気功法を用いて、二千翔くんに施した方法とは、次のようなものでした。

喘息で苦しむ二千翔くんを寝かせ、その側に座り、じっとみつめます。そして、イメージングを始めるのです。実際に見るのではなく、その症状を、視覚化したイメージとして、自分の脳内に描くのです。

二千翔くんの喉から、喘息の原因となる熱気のようなものが、100本の針として生えている……これが彼のイメージした、視覚化した病患でした。

それがうまくいった後、喉に手を当て、イメージした想念上の針の束を、おのれの手で、少しずつ吸収していく……そのイメージを絶え間なく続けていきます。そして、その針を、少しずつ、自分の体内で消していくのです。

ところが現実の二千翔くんは、まだ苦しんでいます。
だから、再び彼の喉から針が生えてくる……そうイメージし、それを再び消す……そういう観念上の、高い集中力が必要な作業を、一時も休まず、ひたすら地道に、ふらふらになるまで一晩中行いました。そして、二千翔くんの喘息は、完治しました。

これこそ、彼があの夜に行った方法です。単純な神頼みではなかったのです。

オカルトな話なので、信じる信じないは、あなた次第。
でも、単なる祈りではなく、そこに独自の技術、方法論が隠されていたことを知って、それが真実か否かに関わらず、感動を覚えました。




2012年11月15日木曜日

明石家さんまのエピソード②

昨日の続きです。
明石家さんまが、長男の二千翔くんの喘息を治した、という話について、世間で知られているエピソードは、次のものです。
 息子の喘息は大変ひどく、入院していたのだが、薬漬けにする治療方針に反対し、一晩中、息子の両手を握って祈ったところ、喘息が治ってしまった。(Yahoo! 知恵袋「明石家さんまさんは、ニチカと言う息子さんが喘息で入院している時」より) 

この話をご存じの方も多いことでしょう。でも、座談の名手である明石家さんま自身によっても面白おかしく語られ、さらにはギャグや冗談を交えながら単純化されてしまっていて、ほとんどの人がこのエピソードを、単なるほほえまえしいハートフルなものだととらえているはずです。

ところが、大竹しのぶの『私一人』によれば、もっと事態は深刻でした。

二千翔くんの症状は大変ひどいものだったといいます。喘息が一旦発症すると、呼吸に苦しみ、いつまでも苦しむその様子は、見ていて耐えられないものだったそうです。しのぶによれば、父親不在によるストレスからくる病だったのではないか、と思うのですが、それはどうしようもない問題でした。しのぶがさんまと結婚しても事態は好転せず、親族を巻き込んだ不安の種となっていたようです。

それを治すためにさんまがとった行動。それは、親戚中から総スカンを食らう覚悟で自分自身の"治療"に、全責任を負って挑むことでした。
 大竹さんの長男、二千翔君は、幼い頃から、アレルギー性喘息で苦しみ、薬を飲みつづけていた。食事制限も厳しく、発作が起きると、涙を流しながら、ぜいぜい苦しむ。それを見かねた、さんまさんが、立ち上がった。
「よし、俺が治す。ええか、絶対に薬を飲ませたらあかんぞ」
「窒息したらどうするの」
と抗議するお義母さんに、さんまさんは
「一日だけ僕に時間をください」
と頼み、枕元で二千翔君の手を力強くにぎりしめた。
「だいじょうぶや。俺の気で治したる」
 それから、一睡もせずに、朝まで息子さんを励ましつづけた。すると、喘息の発作がそれ以来、すっかり消えたのである。大竹さんは、「奇跡のよう」と眼を丸くするばかり。以来、彼はまったく薬を必要としなくなった。風邪を引いても「自分で治すからいい」と薬を退け、ほんとうに自力で風邪を吹き飛ばすようになった──。(『私一人』大竹しのぶ著(幻冬舎)についてより)
その場では、かなり深刻な話だったようです。

このエピソードは大竹しのぶが上掲書で紹介して以来、知られるようになりましたが、さんまはその手の深刻な雰囲気を嫌って、笑い話として周囲に語るのでした。

……ところが、本当は、その背景にもっと複雑な事情がありました。彼は単に、気合で息子を"治療"したのではありませんでした。それが明らかになったのは昨年の話です。まだご存知でない方も多いかもしれません。

2011年8月25日、大竹しのぶが深夜ラジオ「オールナイトニッポン」の一日だけのメインパーソナリティーになりました。
彼女がゲストとして呼んだのが、明石家さんまでした。

彼ら二人は今でも仲がいいですね。
他の離婚夫婦のように、離婚後は絶交渉となるのではなく、ほどよい距離感を保ちながら、いい友人関係を維持しています。

お笑い系の人には、このような関係性を保てる人が多いようです。
ココリコの遠藤と千明とか、スピードワゴンの井戸田潤と安達祐実とか……。
お笑いの人間の持つ、コミュニケーション術の為せるワザなのでしょうか?

「笑わせる」という技術は、単純なようで大変難しく、その業界で生き残っている芸人たちは、大変な勉強家であることが多いものです。
他人を自在に笑わせるとは、自在に他人の感情を操れることを意味します。

たとえば落語家といえば、笑いの名手とだけ思われがちですが、彼らが語る落語の噺のレパートリーは多岐に渡り、喜劇ばかりではありません。

男性二人の刃傷沙汰が発端で、子孫が次々に亡くなっていく『真景累ヶ淵』のような怪談もあれば、落としたサイフを失ったことで、逆に目が覚め働き者になった男の話『芝浜』のような人情話など、彼らはさまざまな話で、聴衆を夢中にさせてきました。

名手ともなると、観客を恐怖に陥れることも泣かせることも自由自在。
寄席に集まる観客の感情を、自在に操ることができるのです。

昔の落語家の地位を占めるのが、今の芸人たち。
別れた女性に嫌われないというのは、かなり難易度を要求される技術だと思いますが、それを楽々とこなす彼らは凄いですね。

さて、閑話休題。さんまが二千翔くんを喘息から救った方法について、解説しましょう。

(長くなったので、明日に続きます)


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2012年11月14日水曜日

明石家さんまのエピソード①

明石家さんまさんが、師匠の家の廊下掃除で学んだこと」という記事に、さんまのいい話が載っていました。

彼が10代、お笑いの師匠の家で修行をしていた頃のことです。
 ある冬の日、いつものようにぞうきんがけをしていると、酔って朝帰りしたらしい師匠が通りかかり、「なあ、そんなことしていて楽しいか?」と聴いてきたそうです。さんまさんが「いいえ」と答えると、「そうか、そうやろな」と一言。そのあと師匠がかけたのは、”だったら、やめろ”でも、”我慢してやれ”でもなく、「なら、どうやったら楽しくなるか、考えてみ」という言葉でした。それからさんまさんは、どうやったらぞうきんがけが楽しくなるか、一生懸命考えたそうです。もちろん、それで作業が楽になるわけはありません。
 しかし、あれこれ考えるうち、ぞうきんがけがなんとなく楽しく、苦痛ではなくなったそうです。
さんまは、私が大好きなタレントの1人でして、この手の素敵なエピソードがいくつもあります。

たとえば、大竹しのぶとさんまが結婚してからのこと。
大竹しのぶは前夫との間に二千翔(にちか)くんという男の子がいました。

二人の間には、すぐに娘・IMALUが産まれます。
さんまは、実子ではない二千翔くんを決して寂しがらせず、四人が本当の家族になるために、いろいろな努力をしました。

そもそも、いまる、という娘の名前も「"い"きてるだけで、"まる"もうけ」という彼の人生哲学から名付けたそうですが、それだけではありません。
「いまる=1、にちか=2、さんま=3、しのぶ=4」で1セット、という意味も含めていたといいます。

さんまは、帰宅すると必ず寝ている子どもたちの頭を撫でるのが日課でした。
その時は必ず長男の頭を、真っ先に撫でていたというのです。

だからでしょうか、さんまとしのぶが離婚した時には、二千翔くんは、さんまについていく、と言って聞かなかったそうです。
カッコいいですよね。

そんな彼の行動の中でも、もっとも凄いと思ったのが、二千翔くんの喘息を直したエピソード。
これには、昨年、25年ぶりに明らかになったことがあるのを、ご存知でしょうか?

(長くなったので、明日に続きます)


2012年11月13日火曜日

悪夢10種とそれが意味するもの

悪夢を見て、夜中に目が覚めた経験がある人は多いでしょう。
かくいう私も、中学生の頃に野宿を決行した際に、草むらから赤ん坊が現れて脚を掴んで草むらへ引きずり込もうとする、というトラウマものの夢を今でも覚えています。

さて、悪夢にはある程度パターンがあり、それぞれに意味があるらしい、ということをフロイトなどが唱えています。

人間の思考のうち、意識をするのは全体の10%ほどで、それ以外の90%は言葉にならないまま、潜在意識でうごめいています。

普段は自分でも気がついていない、他人への好意や敵意、あるいは考えたことのなかった真実の欲求……それを意識することは大変難しいことですが、夢を分析することで、無意識に抑圧していた思考を暴くことが出来る、と考えられています。

悪夢の典型例として10種を選び、それぞれの意味をご紹介しましょう。


10. 自然災害に遭遇する悪夢
嵐や台風、ハリケーンや竜巻などに襲われる夢は、差し迫った恐怖や不安感を表しているそうです。
天気とは、「予測不可能で自分のコントロールの及ばないもの」を象徴しています。
それに襲われる夢は、予測不可能な事態について、何らかの強いストレスを感じている証拠なのかもしれません。



9. 死んだ人に会う悪夢
死人に出会うという夢はゾッとするもの。
死んだはずの祖母が夢のなかに現れたり、あるいは死んだはずの友人から、一緒に川の向こうに行こうと誘われて踏みとどまったり、といった夢を見たことがある人が、いるかもしれません。

死んだ人は「損失」を意味します。
二度と手に入らないものへの執着、あるいは、これから失うかもしれない物事への渇望……そういったものが、死んだ人の夢には込められているようです。



8. 大切な約束に間に合わない悪夢
結婚式に出席するはずなのに、途中で渋滞にあって間に合わないとか、大切な商談を、寝坊してすっぽかしてしまう……考えただけでも冷や汗が出てくるようなシチュエーションです。
こんな夢を見る人は、ストレスの強い職場で働いている事が多いようです。

意味するのは「期待に答えられないことへの不安」です。
決して実力がないわけではなく、実力があるからこそ、常に高いパフォーマンスを求められる人も、よく見る夢のようです。



7. 裸になる悪夢
公共の場所で裸になっているのに、自分ではそれが異常だと気づかない……目が覚めてゾッとした人もいるでしょう。
目が覚めたばかりで、どちらが現実なのかはっきりせず、自分が裸ではないことを悟るまでの恐怖感といったら、ありませんよね。

裸が意味するのは「低い自尊心」です。
自分に自信がなく、他人が自分を笑っているのではないか、というストレスを常日頃感じていると、自分だけが身を守る者を持たずに、社会と対峙しなければならない悪夢に襲われてしまうようです。



6. 歯が抜ける悪夢
歯が抜け落ちる夢を見る人がいるようです。
これは「身体醜形障害」の症状に陥った人が見る夢のようです。
自分の容姿にコンプレックスを持っていると、このような夢に連夜襲われることになります。



5. ケガする悪夢
ケガをしたり骨折する夢を見る人は、生活の中に潜む「失敗の原因」を意味していることを意識しましょう。

無意識が、あなたが持つ弱点や脆弱性を警告する時に、ケガや骨折といった夢の形を取るようです。
たとえば、職場に行く途中でケガしてしまう夢を見た時に、自分にはなにか、仕事で見落としていることなどはないか、立ち止まって考えた方がいいのかもしれません。



4. 大切な人を失う悪夢
大切な人を失う恐怖感は、今、大切にしたいと思う人に出会った人が等しく抱えているものだと思います。
これまで挙げた悪夢よりも、現実味のあるこの悪夢が意味するのは、自分と相方との関係性に対する不安感を表しているのです。

自分が相手にふわさしいのかとか、あるいは相手は自分のことを本当に愛しているのかとか、何らかの不安感を感じている人は、この夢を見るようです。



3 .閉じ込められる悪夢
「暗いよ怖いよ狭いよ~」と聞いて『うる星やつら』の面堂終太郎を思い出すのは30代後半の人々だと思われますが、とにかく閉所恐怖症の人にとってみれば、狭いところに閉じ込められる夢ほど怖いものはないはずです。

これが意味するのは、「行き詰まり」の感情です。
家計が破綻しているとか、仕事や人間関係に行き詰まっている場合によくこの悪夢を見るのです。
でも、「神様は超えられない試練は与えない」ともいいます。
本当ならばその場所から逃れられることを潜在意識が知っていて、あなたにその場所から逃れるように、という警告のために、この夢をみるということもあるようです。




2. 落ちる悪夢
これは自分ではどうしようもできないことへの恐怖感を意味しているようです。
お金、人間関係、過去のトラウマなど、自分ではどうしようもないことにあなたが囚われている場合に、この夢を見るようです。

意外なことに、この夢は社会的な地位の高い人々がよく見ます。
高い地位に登れば上るほど、足場は狭くなり、自分ではコントロール出来ないことが増えていきます。
突然自分の地位が失われる恐怖感に苛まれていると、落下する悪夢に苦しむことになるのです。



1. 追われたり攻撃される夢
よくある悪夢です。
化物に襲われるとか、猛獣に襲われる、ヤクザなどに襲われる……そんな悪夢を見る人が抱えているのは、恐怖感です。

化物や猛獣は現実には遭遇しません。
それは、現実の何かを象徴しています。
はたしてそれは何なのかを、心当たりのない人も考えてみるのがいいかもしれません。

自分では感じていなくとも、嫌でたまらない人間関係が、化物や殺人鬼のような形を取ることはしばしばあります。
それを分析することで、自分が何に怯えているのかを知ることが出来るでしょう。



悪夢を見た時に、ただ恐怖におののくのではなく、夢のなかでどのような行動をしたのかを記録するといいようです。

夢を分析していくことで、自分が潜在意識に抱えている恐怖感、ストレスを意識することができます。
無意識の内に目を背けていた真実と向き合う勇気を持つことを、悪夢は私達に求めているのです。

http://listverse.com/2012/10/31/top-10-nightmares-and-their-meanings/


2012年11月12日月曜日

まとめサイトにご用心

2ちゃんねるまとめサイトは大変人気がありますが、それらが掲示板のまとめを装い、記事風に見せかけた出会い系サイト広告を掲載していたことがばれ、最近問題になっています。

★ 詐欺広告を掲載した2chまとめサイト一覧と驚愕の報酬額!

数ヶ月で数十万円にもなるのなら、いい商売ですよ。
クリック数に連動して広告費を得る形でしょうから、どのサイトも閲覧者数も多い事がわかります。

2ちゃんねるを読む人よりも、まとめサイトを読む人のほうが、今では多いかもしれません。
2ちゃんねるは有象無象の巣窟です。
面白い意見もありますが、意味のない役に立たないつぶやきも多いので、取捨選択しなければなりません。
それに比べると、まとめサイトでは手軽に、厳選された面白いコメントを一気に閲覧できます。
とても効率的です。

それに加えて、2ちゃんねるに比べると、まとめサイトにはネガティブな色はまだついていないので、アクセスしやすいと感じる人が多いのも利点です。
え? そんな人、いない? いえいえ、案外多いのですよ。

今までは2ちゃんねるを敬遠していた層でも、多くの人の意見に短時間で触れることができる掲示板の面白さに触れることができました。
社会につながっているという安心感を気軽に味わえるのは、この手の掲示板の利点ですね。

多数の人々の意見が、多くの人の関心を呼ぶのは、今に始まったことではありません。
たとえば、新聞の世論調査。
内閣支持率などは、時に政権すら揺るがせる原因となります。
こういった企画は、いつの世の中も、人気企画なのです。

「世間はどう考えているか」
は、常に、人々の関心事だからです。

こうして考えますと、2ちゃんねるまとめサイトという形式はとても魅力があり、今後ますます増え、その分影響力も増していくのだろうと予測できます。

これは、とても危険なことかもしれません。
日本人は同調圧力に弱い国民性を持っています。
日本人を扱った有名なジョークがあります。
船が沈没し乗客は救命ボートで逃げ延びたが、人数がオーバーしているために乗客の一部には泳いでもらわなくてはならない。
ボートに乗っているのは世界各国の人々。
彼らになんと言って命じれば、海に飛び込んでもらえるか?
・アメリカ人には、「今飛び込めば、貴方はヒーローになれる」と伝える。
・ロシア人には、「今飛び込めば、あとで酒をおごる」と伝える。
・イタリア人には、「今飛び込めば、女性にもてますよ」と伝える。
・フランス人には、「今飛び込んではいけない」と伝える。
・ドイツ人には、「規則だから飛び込んでください」と伝える。
・日本人には、「みなさんが飛び込みましたよ」と伝える。
まとめサイトの愛読者の根底には、このジョークの中の日本人のような心情が潜んでいやしないでしょうか。
「他の人は、どのように考えているのだろう?」→「俺もそれに合わせなきゃ」
周囲の声を知り、自分の考え方、思想をチューンナップしたい……そのような読者が、とても多いと思うのです。

今回の詐欺広告を掲載した2chまとめサイトの目的は単なる金儲けでしたが、今現に行われていることは、本当にそれだけでしょうか?
どこぞの広告代理店から頼まれて、思想の誘導などに利用されたりはしていないのでしょうか?
まとめサイトを装って、偏った政治思想へ人々を誘導するようなことが、電通などの手によって、すでに行われている可能性は、なきにしもあらず、です。

ネットは、権力者の支配から逃れるための道具のはずでした。
それが、権力者側に思想を操作されるために利用されるとしたら、こんな馬鹿げたことはありません。

まとめサイトを見て、ホッとする自分がいないかどうか、一度振り返ってみた方がいいかもしれません。
意識するだけで、思想が左右される危険性から、随分と自由になるものですから。
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2012年11月11日日曜日

嫌な性格でも成功できる10の方法

このところ、外国のサイトの翻訳、抄訳ばかりでしたが、本日は久々にオリジナルな記事です。

私はこれまで、何人もの「成功者」と呼ばれる人々に出会って来ました。
だいたいは人間的に魅力のある人々でしたが、中にはサイコパスとでも言うべき酷い性格の持ち主がいたのも事実です。

嫌な性格でありながら、なぜ彼らは成功しているのか?
よくよく観察していくと、そこにはある種の共通点があることに気がつきました。

それを10ヶ条にまとめたので、ご紹介しましょう。

10. おカネに執着する
彼らに共通していることは、おカネへの異常ともいうべき執着心。無駄なことにおカネを費やすことを異常に嫌がります。

たとえば、同じ商品がたまたまその日、100円ほど高い値段で売っていて、それを間違って部下が買ってきたとしたら、返品に行かせてでも安い値段で買わせようとするのです。
そして、値切れる時にはとことん値切り、他人が苦しもうとも、お金を払わずに済ませられるのならば平然として、
「儲かったよ」
とうそぶくのです。

その執着心は、ときに、経済合理性に合わない行動を取らせます。
時給1000円の人間に、30分かけて100円安い品物を買い直させに行かせることは、ムダですよね。
「労力、時間を考えたら、そこをケチるのはワリに合わないんじゃないか?」
と。でも、彼らはそのようなムダを平気で行います。

彼らは知っているのです。カネへの執着を周囲にもアピールすれば、周りもそれに応じた行動をとるようになり、それが結果的には自分の得になることを。また、カネへの執着を公言することで、自分の執着心を常にブラッシュアップしているのです。

その結果、彼の属する組織では値段交渉のモチベーションや迫力が強くなり、価格交渉力が鍛えられ、組織全体がコスト削減に熱心に取り組むこととなります。

9.   専門性を持つ
誰もが叶わないほどの専門性を持っているのも、彼らの特徴でした。

専門性の基礎になるのは、何よりも優れた記憶力です。IT社会になっても、人間の優秀性は、専門分野における整理された正確な記憶を有しているかどうかに大きく左右されます。

人間が一秒で考えることを現代の最高のスーパーコンピューターでは数時間かかるとか。人間の脳にまとめられた知識には、コンピューターはまだまだ叶いません。だから専門家はこれからも重宝されるでしょう。

それが世の中なのです。

8.   感情の起伏が激しい
喜怒哀楽がはっきりしているのも、彼らの特徴。メリハリがあり、感情を表に出すことをためらいません。

感情の起伏のある人間の周りにいる人々は、段々とその人間の感情に自分の感情まで左右されるようになります。
「社長、今日の機嫌はどう?」
「今日はすごくいいみたいよ」
「良かった!」
……そんな会話が、彼らの周りでは日常的に交わされるようになります。

つまり、感情の起伏が激しく、怒った時は周囲を一様に嫌な気分にさせ、嬉しい時には周囲をほっとさせる人間は、何時の間にか、言葉なしで周囲を自分の意のままに操れるようになるのです。振り回される周りは大迷惑ですが、組織を一つにまとめるという点では、このような上司は必要なのかもしれません。

7.   冷静沈着
世の中、いろいろなことが起こります。何が起こるのか分からないのが世の中ですが、そんな時には逆に彼らは怒り狂うことはあっても、慌てることはありません。

リーダーが慌てふためいて、オロオロしたって、起こってしまった事実自体に影響は与えないんだからいいじゃない、と、土壇場でオロオロするタイプの人間は心の何処かで考えていますが、それは違います。

何より問題を解決しようと動く周りの人々にとって、心理的な負担です。トップが落ち着いていれば、周りも落ち着きます。そんな理不尽なと思われようが、それが集団というものです。事件が起こった時の集団意識をリーダーの態度が左右するのはしょうがないことです。

嫌な性格の成功者達は、感情に起伏があるくせに、事件が起こった時に限って逆に笑います。普段怒り狂う癖に、問題が起こったときに限って、悠然とした態度を取り、落ち着いてみせます。

この態度に、いつも振り回されている部下たちの反発心は消え失せ、逆に尊敬へと変わるのです。その感動のために、普段の嫌な態度やセクハラ、暴力から受ける苦痛にすら我慢をしてしまうのです。

6.   時間厳守
マンガなどでは、ときどき「時間にルーズな主人公」「それなのにいざというときに頼りになる」キャラが登場します。時間にルーズでのんびり屋だけれども、実は大変な能力を持っている……花沢類だとか流川楓のような、ボンヤリキャラに多い類型です。

でも、現実は違います。あれはクリエイターに多い時間にルーズな性格の人々にとっての妄想であって、現実には、能力のある人間は時間を守ります。

そもそも時間を守る人間とは、ゴールを設定して微調整を繰り返しながら予定どおりに物事を行う人間のことであり、他人との約束を守ることが大切だと考える人のこと。それは成功者にとっては必須の条件なのです。

遅刻する人間、時間を守れない人間が成功する余地は、この社会にはありません。

5.   責任転嫁
嫌な性格の人間は、失敗しても絶対に自分の非を認めません。自分の責任を責め立てられても、相手が興奮していればそれを冷静に諌め、相手が冷静に批判すると、相手の弱点を執拗に責め立てて相手の感情をかきたてます。

そして巧妙に話を逸らせて、責任の所在を有耶無耶にするか、他人のせいにして、難を逃れるのです。

その態度があまりに堂々としているので、その場では、責めている相手が、自分が間違っているのではないか、と思うほど。

その時の彼らの思考は、どのようなものなのでしょうか。彼らに質問を重ねるうちに分かったのが、
「俺が間違っているはずがない。他人が悪い」
という絶対的な自負心を彼らが持っていることでした。

4.   身なりが清潔
彼らが不潔であることはほとんどありません。お風呂に一日5回入って加齢臭を取り除く人、常にクリームを顔と手に塗って、皮膚がカサつかないようにしている人、頭に整髪料をビッシリつけて、髪の乱れを全く見せない人、フリスクを常に常備して、他人と話す30分前には必ず口に含む癖をつけている人……。

独特のファッションの持ち主は多かったのですが、フケが溜まっていたり、服が臭ったり、髪の毛の手入れがおろそかだったり……そういう人は0でした。

個性的でも清潔感のある身だしなみ……それが彼らの共通項です。

3.   早起き
とにかく朝が早いのも、彼らの特徴でした。前日にどれだけ飲もうと、どれだけ夜更かししようと、目を覚ますのは朝4時、5時。

決まった時間には起床して、仕事を始めます。この習慣のついていない、嫌な性格なのにせいこうしている人は、私の知る限り、皆無でした。

2.   取り入る相手にはとことん尽くす
どれだけ上に上がろうとも、その上がいるのがこの世の中です。たとえば、どんなワンマン社長ですら、社長同士の会合にいけば、自分よりも収入も社会的地位も上の社長の中のワンオブゼムな訳ですし、業界にはドンと呼ばれる存在がいるもので、ドンにはさすがに逆らえません。

そりゃあ、経団連の会長や渡辺恒雄レベルになれば、もう怖いものはないでしょうが、それは例外ですね。

どうしても逆らえない、自分よりも社会的地位の高い存在を前にしたときに、性格の悪い成功者たちは、普段の姿勢とはうってかわって、卑屈に見えるほど、下手に出ます。

相手によって態度を変えるのを何ら躊躇しないのが、彼らのスタイルなのです。

ただムカつくのは、そのような自分の態度を、部下や取引先にも求めること。自分よりも上の立場の人間にとことん尽くす自分のように、自分よりも低い立場の人間が、とことん自分に尽くさないのが彼らにとっては不思議でたまらないのでしょう。

早くいえば、腰巾着。上にへつらい下には横暴なのが彼らのスタイル。能力と野心があるから、早々と下の立場から脱出した、成り上がった腰巾着が彼らの正体です。

彼らは、自分よりも力が強く、かつ仕事を回してくれそうな人間がいると、近づいてすりよります。

でも、相手からその場で何かを得ようと画策するのではありません。おこぼれをもらいたい、そんな態度を毛ほども見せず、とにかく、とことん尽くします。

例えば、相手の息子がバンドをやっていたらコンサートチケットの購入を密かに大量にしてあげたり、売れ残った商品があったら販売促進を手伝ってあげたり。

そして、お礼を決してもらおうとはせず、
「あなたを尊敬しているから、好きだから、お手伝いさせていただいただけです」
と忠臣のような態度で臆面もなく話すのです。

それを、ひたすら続けるのです。まるでそれが本当の自分の趣味のように。

利益を得ようとしてすり寄る人間には、さもしさを感じるもの。権力者は、そんな人間に囲まれているため、その卑しさをにくみます。

ところが成功者は、権力者に喜んでもらえることだけを考えて、利益を度外視して、自分にできることならなんでも、やるのです。
「あなたが好きだがら、あなたといると楽しいから、私はこうしているのです」
という根本姿勢を崩しません。

相手が何に困っているのかを先回りして察知して、問題を解決していくのです。そこまで尽くされて、何もお返ししない訳にはいきません。長期的に見れば、与えたものより、以上のものを得ることに成功するという訳です。

1.   逆算思考
彼らに共通していたのは、なにをおいてもこれ。
「逆算思考」です。

目標を念頭に、そこに至るためには今なにをしなければならないかを考える……。
この思考法が、彼らの癖になっています。

目標達成のために、無駄な努力をとことん省き、必要最小限のことだけを行なって、最短距離で到達するのです。
他人よりも早く目的地に到着し、他人よりも早く目的物を獲得し、他人よりも多くの獲物を得る……その繰り返しによって、彼らは他人に抜きん出ることができたのです。

結果を念頭において今の行動をとる、というライフハックを、誰もが聞いたことはあるでしょう。
でも、それを、今、実践していますか?
常に考えていますか?
一日のすべて、起きた時から寝るまでの間、片時も忘れずに実行していますか?
成功者たちは実践しています。
だからこそ、嫌な性格でも成功するのです。

いかがでしたでしょうか。
嫌な性格の持ち主でも成功するのならば、他人に慕われるような性格の持ち主ならば、それ以上の成果を上げることができるでしょう。
本当は、良い性格の、あなたにこそ成功して欲しい。
それが、この記事を書いた理由です。

是非、頑張ってみてください。