ヨーロッパでは、ギリシャの経済破綻が、大きな問題となっています。
数ヶ月前まで世界経済が雪崩をうって崩壊しそうだという記事がマスコミをにぎわせていました。ギリシャの経済破綻がそのきっかけだというのです。しかし、EUの支援や銀行による債務カットのお陰で、ギリシャは国債償還を乗り切りました。現在情勢は落ち着いているようです。
もっともギリシャ国内では、公務員のデモが頻発しており、とても情勢が落ち着いているといえるものではありません。 財政改革に公務員が反発、当局との間に一進一退の攻防が続いています。ギリシャの経済が破綻した原因の一つに、公務員を量産したこと、ムダな公共事業、コストを無視した財政支出などが挙げられます。これらを改善することが必須なのに、公務員を始めとする国民の支持を得られないのです。
他国はギリシャ人の怠慢に呆れ返っています。遠く離れた日本でも、ギリシャ人を批判する声が上がっています。偉大なる古代ギリシャ文明と比較して、失望したという声もたくさん上がっています。
しかし、下に掲げた本によれば、そもそも今のギリシャ人を古代ギリシャ人と比べることが間違っているようです。
古代ギリシャが紀元前146年にローマの属州となり、やがて395年に東ローマ帝国の一部となり、14世紀にオスマントルコに征服され、そして20世紀にトルコから解放されるまで約2000年。その長さは、ギリシャ人の性格を変えるのに十分な時間でした。
彼らは古代ギリシャの末裔として、ギリシャ哲学を民族の精神とするのではなく、ギリシャ正教を民族の根本思想に据えてきました。その性格は、古代ギリシャの明朗な理性に支えられたものではなく、正教会の権威主義的で神秘主義的な精神の支配する社会となってしまったのでした。
ギリシャ哲学とギリシャ正教との差異をもっとも表すのは、ギリシャ彫刻と「イコン」との違いでしょうか。ギリシャ彫刻は、ミロのヴィーナスや神話をモチーフにした彫刻群を思い描いてもらえればわかるように、現実をそのまま切り取ったような写実性が特徴です。
それに対して、正教徒が信仰の対象とする「イコン」は、同じく神話をモチーフにしていても、必ず平面図でなければならないなど、形式が厳密に定められたものでした。光は影をつくらず、遠近法は逆、などの特徴を持ちます。
古代ギリシャのイメージが強すぎると現代の彼らとの落差を感じてしまうのですが、民主的で理性を重んじるよりも、権威的で教条的なロシア人に近いと考えれば、なんとなく彼らを理解できた気になります。
本日気になった記事はこちら。↓
よく、ギャラが高いと言われるアダルトビデオ女優自身が、いくらもらっているかをtwitterでつぶやいていました。無修正ビデオを撮影した場合、300万円もらえるとのこと。
確かに高額です。でも、彼女たちは、これから一生、その過去と記憶がついてまわります。彼女たちは、人生の長さを甘く見ています。残りの人生を後悔で暮らすのに見合う金額とは思えないのですけれどね。
脱水シートで、食材がうまくなるとは知りませんでした。たしかに乾物は、もとの食材よりも味がギュッとしまり、大変美味しくなるもの。ペット用の脱水シートを使えば、経済的に美味しい料理が作れるのだそうです。
これ、大丈夫なんでしょうか。ペット用だから、殺菌剤などを染み込ませていたりして。
女声と男声の落差について。
>女の人の悩み事は結局自分でしか解決できない、だから共感だけしてほしいの。出しゃばってほしくはないわけ。
というのはよく聞きますね。女性同士が、「わかるわかる」と言いあっている、あのイメージでしょうか。江原啓之が「わかりますよ~。あなたの守護霊さんも、そう言ってます」と語って、絶大な人気を博したのと同じ構図ですね。ほんとにわかってなくても、共感することが大切のようです。
警官は、普段つき合う人間がほぼ犯罪者という環境に長年いるものですから、朱に交われば赤くなるで、人によっては性格が犯罪者側に近くなることがあるようです。
この警官も、悪に染まった口でしょうか。かわいそうに。
アメリカでは、芸能人が積極的に政治に口を出すことで知られています。大衆に大きな影響力があるので、その発言は物議を醸します。その発言に対して、どう切り返すか。
オバマの出生地がアメリカではない、という都市伝説的な噂に言及したメガデスのムスティンに対して、メガデスにまつわる都市伝説を使ってオバマは反論して見せました。さて、これをうまいととるか、それともひねり過ぎととるか。
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