2012年5月19日土曜日
2ちゃんねるの後継者を目指すとこはないのか
警視庁は2ちゃんねるをなんとか管理下に置こうと必死のようです。
麻薬特例法違反幇助容疑で2ちゃんねるの運営母体を先日家宅捜査したかと思えば、今度は事業の譲渡先があるシンガポールに捜査協力を依頼しました。これまでの動きとは違い、やけに本格的な捜査が進められています。
2ちゃんねる捜査で協力要請 シンガポールに警視庁
2ちゃんねるの運営にはアングラマネーが多く関わっていると言われています。これからの動き次第では、警視庁に痛い腹を探られることを嫌って関与企業が一斉に手を引く、ということも考えられるでしょう。たまたま2ちゃんねるのドメインを管理している会社が資金難に陥り、その結果、口座が凍結されて2ちゃんねるのドメインが使用出来なくなる……ということだって考えられます。
「2ちゃんねるが消える」ということは考えにくいことですが、100%ない、とは言い切れません。その時に向けた、1000万ユーザーの受け入れ先の準備を既存のIT企業はしておいた方がいいと思うのですが、動きは鈍いようです。
2ちゃんねるがこれほど日本人に人気があるのは、日本人の内的な欲求、表現欲をうまく取り込んでいるからでしょう。日本人は世界の中で、匿名による表現欲がとても高い民族です。世界中のブログの4割近くが日本語によって書かれているといいます。そのほとんどが匿名です。奥ゆかしさが美徳の文化のため、自意識の内圧が高くなるのかもしれません。
匿名で、様々な話題について、いつでも気軽に情報を仕入れることができ、なおかつ自分の意見も気軽に書き込める……そんな場として、さすが老舗、2ちゃんねるはとても良く出来ています。必要な機能だけが揃い、無駄がありません。
mixiは、Facebookを意識したサイト運営を行い、見事に失敗しています。どうせ真似するなら、こちらの形式をもっと取り入れればいいのに。例えばmixiのIDを持っている人間ならば、匿名で書き込める掲示板を作り、ニュースに気軽にコメントをつけられるようにすればいいのに。今よりも、もっと気軽に議論の応酬が始まるでしょう。それだけで、徹夜する人だって、今より多くなるでしょう。
あるいははてな。はてな匿名ダイアリーではいろいろな議論が日夜繰り広げられていますけれども、元記事を書く人間にタグ付を義務化すれば、もっと便利になるのに。[政治][経済][時事ニュース][人間関係]とか……それだけで、過去の記事にも随分簡単にアクセスできると思うのですが。
どんな企業にも、破綻する可能性はあります。2ちゃんねるの消滅が荒唐無稽とは決して言い切れません。既存のネット企業にとって、大きなチャンスが来ようとしているのに、そのための受け皿づくりを今から始めます、ってな宣言を、大手サイトがどこもやらないのはなぜなんでしょう?
すでにふたば☆ちゃんねるがありますので、大方のユーザーはそちらに流れるのでしょう。でも、政治や経済についてのスレが少なく、そのためかそこで流れている情報の質が低いのが残念なところです。年齢層の高いmixiや、ギークの多いはてなが、今よりももっと利用しやすい匿名掲示板を用意すれば、もっと面白い議論の場となるはずなのに。2ちゃんねるが潰れれば、それを契機に、利用者が一気に増え、広告収入の倍増も夢ではないのです。
本日気になった記事はこちら。↓
★ 頭痛や耳鳴りの原因「首こり」を解消
昔、欧米人は肩こりにならない、という話を聞いたことがあります。でも、それは大嘘のようで、欧米人は肩がこるとはいわず、首が痛い、というのだとか。同じ人間ですから、それほど大きく違うわけはないのに、昔、情報が少なかった頃は、「欧米ではいじめはない」などの馬鹿げた噂がよく独り歩きしていたものです。
現代はパソコンを誰もが利用するようになり、余計に肩凝りや首凝りが増えています。それを解消するのは、簡単な運動で大丈夫だそうです。
★ お金持ちほど人をだます傾向あり、米研究
だます、とまではいきませんが、お金持ちになるためには多くの人を自分の意のままに動かす必要があり、そこにはある程度の逸脱が含まれます。これに慣れてしまうと、人をだますことにも良心がとがめなくなるのかもしれません。
大人が子供に対して、お前の妹はコウノトリが連れてきてくれるよ、と説明したり、サンタクロースの存在を説明しても罪悪感を感じないように、人は自分よりも劣ると思う人間に嘘をつくことは、さほど悪いことだとは考えないものです。
★ 文字通り、型無し - 書評 - インクジェット時代がきた!
インクジェットという技術には、様々な可能性があるようです。この技術を使えば、人間が想像し、具現化出来るものなら、どのようなものでも現実に生み出せるのだそうです。
活字が開発された時、それが人類にとってどのような意味を持つのか把握していた者は少ないでしょう。それと同様に、インクジェットが人類にどのような可能性を与えるのか、把握している人間はまだ少ないのが現状ですが、『インクジェット時代がきた!』の作者によれば、これは大変な革命となりうるのだそうです。
★ コダックが本社地下に兵器級ウランの原子炉を隠し持っていた!
位置民間企業が原子炉を所有していた……とんでもないな、と思いましたけれども、よく考えれば東電だって一民間企業。必ずしも民間だからといって安心できない、というものでもありません。それでも驚きます。核兵器にも転用できるわけですから、このようなことを許してはなりません。
★ 大学清掃員の男性(52)が仕事をしながら12年間かけて大学卒業!
素晴らしい話です。12年間、という年数もさることながら、勉強を開始したのが40歳というところに頭が下がります。
ただ、そこまで勉強している人ならば、45歳くらいでもっといい職場に転職してもよさそうなものですけれども。清掃員とはいえ、大学の職員です。まわりは若い人々が多いので華やかですから、働いていて楽しいでしょうし、仕事としては安定しています。職場としては大変恵まれているのかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿