日本人のほとんどは"英語失敗組"からの再挑戦 という記事を読むうちに、胃のあたりがムカムカとしてきました。プロフィール欄を見ると、筆者は大学四年生です。熱い情熱を支えるには、やや論理が拙いのはしょうがないにしても、気持ちが悪いなと感じたのは、新興宗教じみたものを感じたからです。
佐々木氏はこう言って、彼の主催する英語勉強のためのWebサービスへ誘います。
「英語を出来る出来ないで差別を受ける」
「英語を話せないことはすなわち職を得られない、つまり死ぬことと同義」
「今後間違いなく、日本でもこういう流れは強くなっていくでしょう」
などなど。
「私たちの教えを信じないと、地獄に落ちるよ」
「○○○○年に世界に天変地異が起こる。その時にこの宗教に入っていれば、あなたは救われる」
「あなたの後ろには、先祖の霊が憑いている」
などと言って、日本語では生活できなくなった未来に生き残れないあなたの姿を描き、人々の不安を煽り、組織に取り込もうとする新興宗教とどこが違うのでしょう。
もちろん、新興宗教が語る世界の終末に比べたら、グローバル社会が進展する方がより現実味のある話です。世界の終末よりも、確実にやってくる未来です。でもそれは、本当に彼らが言うように、英語が喋れる人間だけが生き残り、英語が喋れない人間は生き残れない世界となるのでしょうか。
経済活動が今以上にグローバル化すれば、国際展開する企業は、本社が世界のどこにあってもおかしくはなくなるでしょう。その時の各国の支店と本店とのやりとりは英語となるでしょう。そのため、幹部や役員は、英語が分かって当たり前、という時代になるかもしれません。外資系はこれからも増えるでしょうし、そこで出世しようと思えば、英語が話せないと上司とコミュニケーションが取れず、出世の糸口すらつかめないでしょう。
しかし、それは現代のサラリーマンと同じように、学校で基礎さえ習得していれば、留学の機会を与えられたり、TOEICの点数が昇進試験合格の要件となった時に勉強を始めれば、ほぼ間に合います。現にそれで、世界に出て活躍している人を大勢知っています。それ以外の、大半のサラリーマンや公務員までもが英語を使いこなせないと出世できなくなるような世の中には、なりません。英語で話せる人間が大挙して日本にやってきて、社会の上層部を占めてしまう……なんてこともないとは言えませんが、それでは植民地です。そのような国にならないように努力するべきで、その努力には、まだ間に合いますよ。
日本のエリートには、日本がそのような苦境に陥らないように英語を勉強して、海外に対抗し、国民を守ろうとする気概をむしろ持ってほしいと思うのですが、哀しいかな、国際基督教大学は、キリスト教長老派が設立した、海外植民地支配の官吏養成所であり、生徒の末端のレベルに至るまで、欧米の意向を汲み取ろう、という意識が強いのかもしれません。
誰もが漠然と感じている不安につけこまれたら、一度考えなおした方がいいかもしれません。
「それって、ほんとなの?」
と。
本日気になった記事はこちら。↓
★ 日本で開発された約4メートルの巨大ロボットに世界が大興奮!
アシモをホンダが発表した時は、衝撃を受けました。それまで人間のように二足歩行するロボットは、開発が困難だとか科学者が話していたのに、それをあっという間に覆す製品が開発されたのですから。
ところがそれからかなりの年月が経っても、未だ日本の路上をロボットが歩く状況までにはなっていません。車輪の方が、二足歩行よりも効率的で、需要がないのかもしれないですね。このロボットも、最初はおっ、と思いましたが、よくよく見ると車輪で動くものだそうです。
★ メディアを面白くなくさせる奴等
テレビが詰まらなくなったと言われて久しいです。ほの要因の一つとして、規制が厳しくなったことが挙げられます。
ネットもそうなりかけているのではないか、という話です。
Windows95が発売されて、早いもので20年近くが経とうとしています。
衰退にはまだ早いですが、若いがために過ちが許される時期は、過ぎようとしているのかもしれませんね。
★ 退職貧乏父さんにならない方法
退職したらあれをしたい、これをしたいと計画していても、うまくいかないことが多いものです。バラ色の未来は、年齢の衰えのために花を咲かせず、放置してきた諸問題の事後処理に追われたりします。普段の心がけが大切です。
★ 英語をスラスラ読めるようになるために、僕が取り組んでいるたった一つのこと
脅迫に迫られるのではなく、自分から英語を学びたいと思うことはなんら問題ありません。
とにかくよく読む。量と継続が何よりも大切です。
★ 鳩山氏また「県外に」…野中氏が直接「恥知れ」
鳩山に恥を知る回路はあるのでしょうか。自分を棚にあげて、批判を繰り出すという点ではこれまでの野党とおなじですが、この人には何か途轍もない欠陥があるのではないかと思うことがあります。
個人的に付き合う分には楽しいのでしょうが、指導者としては、考えたくありません。
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