2012年5月23日水曜日

欠点こそが個性

ダメ人間がフリーランスになって1日で1ヶ月分を稼ぐ方法とは?【こけむさズ発起人・石嶋未来さん】
という記事は、大変示唆に富むものでした。

世の中にある自己啓発書などを読むと、「自分の長所に目を向けろ」ということがよく述べられていますよね。でも、そこで多くの人がひっかかります。
「私の長所って、なんだっけ?」
と悩むのです。

人よりも抜きん出た長所がある人間ならば、紆余曲折を経ようとも、自然とその道を極めていきます。自己啓発書を書く人間には、この手の人が多いものです。何かに対してコンプレックスを抱えてはいても、実はどこかに他人を凌駕する才能がある人ですね。

彼らには、自己啓発書を書く強い動機があります。
「学歴社会なんてクソ食らえ。大学に行ってた奴は地獄に落ちろ。こんな腐った社会から成り上がってきた俺を賞賛しろ!」
とか、
「自分のような劣った人間でも、このように成功できたんだ。だからたくさんの人にも成功できる、という自信を与えたい」
とか、コンプレックスのウラ返しにより、自己評価を求める気持ちが、その動機です。

でも、自己啓発書を読む人のほとんどが、彼らの言うとおりにしても、うまくいきません。なぜなら、他人に抜きんでた長所がある人はそれほど多くないからです。どんな人間にも、磨けば光る、他人よりも優れた才能がある、というのなら、極端な話、重度の知能障害の人間がこの世に存在するはずがありません。神は残酷で、与えられた才能は、平等ではありません。

でも、長所のある人間は、長所のない人間のことがどうしても理解できません。そうすると、悩みを打ち明けられても、
「どんな人にだって、なにかしら人より抜きん出たものがあるはずだ」
という根拠のない信条を押し付け、それでもダメだと、
「だったら死ぬ気で何かを成し遂げてみろ」
「他人よりも汗をかけ」
とワタミ社長のように根性論を押し付ける結果となります。

ところが、この石嶋という人は、自分の欠点に目を向けるというアプローチをとっています。ずぼらで、計画性がなく、いつもバタバタしている……という性格によって、可能な仕事はないのか、ということを考えて、考えついたのが、「1日で1ヶ月分稼ぐために、デザイナーがすごく嫌がるような超特急案件をメインにやること」なのでした。

自分の欠点に目を向け、欠点が強みになるような仕事を天職としていく……面白い発想です。
むしろこの生き方のほうが、楽に生きることにつながるのではないでしょうか。


本日気になった記事はこちら。↓



★ 「刃牙」のマリアさんが実在してた件
マリアというキャラクターを知りませんでしたが、これなのだそうです。

でかい。
実際に出会ったらトラウマになりそうですが、米国などでは、日本人には信じられないほど太った人が山のように歩いているといいます。それほど驚くものではないのかもしれません。


★ 18歳で年収1000万円を稼ぎ出す高校生の話
年収1000万円、稼ぎたいですね。若い時には金がなく、年を取ったら時間がない、とはよく言われますが、若い時にこれだけ稼げれば、大学でもモテモテなはず。大学に行かないなんて、もったいない話ですよ。


★ SF小説より不思議な物理学!宇宙の全てを説明できる『超ひも理論』の謎
超ひも理論という名称はカッコいいです。"ひも"という日常用語に、"超"がつくのですから、何がなんだかわかりません。ウィキペディアによれば、超弦理論ともいうそうです。

長い動画なので、お暇な時にご覧下さい。


★ 京都大学の入試に行く道中で、白地に平仮名一文字「ゆ」とプリントされている缶バッジ
台湾では日本語の"の"という平仮名が人気出そうで、日常的に使われるのだとか。日本語で"&"の文字を使う感覚なのでしょう。
"ゆ"も"の"に似ているのでその類かと思っていましたが、そうではありませんでした。学生のノリですね。

★ [これだけは観ておきたい!あなたの価値観を変えるTED動画ジャンル別まとめ]
価値観が動画一つで変わるかどうかはともかく、観ていて飽きないことはたしかです。

気分が滅入る時にこれを観れば、元気が出ること請け合います。


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