2012年7月12日木曜日
怪しげなものは面白い
私が小学生の頃は、ときどき、学校の校門前に怪しげな親父が怪しげなものを売りにきてました。水の中に入れるとふくらむゴム製のおもちゃとか、階段を降りるバネだとか……。子供が欲しがるような、無意味なおもちゃが、結構高い値段で飛ぶように売れたものです。
今から考えると笑えます。子供相手の詐欺めいた商売が許される時代はおおらかだったのでしょう。今ではこのような商売がみつかると、すぐに警察を呼ばれてしまうでしょう。
多少は騙されても、それを楽しむゆとりがあって欲しいと、先日、「お金返して!」 服が透けるアプリに騙された被害者が悲痛の声 という騒動を観察しながら思いました。
iTunesで販売されているアプリに「服が透けるアプリ」というパチモンがあったそうです。説明文を読むと、このアプリは赤外線を可視光線に直すように誤解する内容でした。ところが、これを買って写真を撮っても、服は透けなかったのです。そのことに憤りを感じた人々が騒ぎ始めたというニュースです。
笑いました。騒いでいる連中も、本当に怒っているわけではなく、むしろ、面白がって騒いでいるだけのように見えます。こんなアプリで服が透けて見えるはずがないということなど、中学生でも分かる理屈です。本当に怒っている人々はいないはずだと信じたいのですが、少々騒ぎが大きくなり過ぎの気配があります。あまりに騒ぎ過ぎて、これが原因で、iTunesのアプリに規制がかかり、おかしなアプリが淘汰されることになったとしたら、随分寂しいことになるでしょう。
子供の頃に売られていた怪しげな商品。たとえば、こんな物。
光のない暗いところでは物が見えないのが当たり前。ところが、夜光塗料は、御存知の通り蓄光作用があるため、暗いところでも光ります。子供心には、それが不思議でなりませんでした。今でもよく考えれば、不思議な現象であることには変わりありません。これで描いた絵が箱に入れられて、おじさんから、
「のぞいてご覧」
等と言われて穴からのぞくと、暗いのに絵が光って見えて驚いたものです。懐かしい記憶です。
子供相手に夜光塗料で絵を書いてプレゼントしたら、大変喜ばれるでしょう。
本日読んで、気になった記事はこちら。↓
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老化とともに、歯の調子が悪くなる人は多いでしょう。特に歯周病は怖い病気で、ほっておおくと顎の骨まで侵食されて、切除せざるを得なくなります。しかし、医療技術の進展はめざましいものがあります。骨を再生するための新手法が開発されたというこのニュース。死ぬ前に、若返りの方法が開発されればいいのですが。
★ 「【底流】怒りの新日鉄 極秘技術「方向性電磁鋼板」なぜ流出したのか」
製鉄業は、日本の製造業の中でも比較的早く韓国や中国に技術移転をおこなった分野です。しかし、日本の技術者が大量に引きぬかれて、韓国や中国に門外不出の技術までも移転してしまい、まさに軒を貸して母屋を取られる状態になりました。
★ 「シャープ救世主の深い闇 暴動、自殺…鴻海残酷物語」
シャープの大株主となった台湾企業の鴻海精密工業グループ。ここは昔から芳しくない噂が多く、その実態について簡単にまとめられています。
台湾といえば親日的な方々が多いため、親愛の情を覚えますが、日本企業にもブラック企業がたくさんあるのと同じように、台湾企業もいろいろなのでしょう。
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