2012年7月17日火曜日

浮気をする人はそれほど多くない


フェイスブック 浮気を愛好する日本人には煩わしいとの意見」という記事を読んで、日本人を日本人が貶めているように感じて、あまりいい気持ちはしませんでした。

本当に日本人は浮気を愛好しているのでしょうか? この記事をまとめた記者とインタビューに答えた赤城某、そして編集部にとってはそれが経験則から得られた真実なのでしょう。しかし、その経験自体が怪しいと言わざるを得ません。

類は友を呼ぶ、の言葉通り、浮気する人間はする人間同士で、しない人間はしない人間同士で集まる傾向があります。友人同士では、各々の秘密についてよく会話をしますよね。そこで価値観が合わなければ、友人関係が成り立たず、関係が疎遠になります。次第に同じ価値観の者同士でつきあうようになるのです。

ある時期を境に、浮気に不寛容となった私は、それ以前の友人には浮気許容派が多かったのに比べ、それ以降は浮気否定派が多くなる、という経験をしました。実際にしている、していないということではなく、前者は浮気くらい多めにみるべき、という友人たちであり、後者は、浮気自体に嫌悪感を抱く友人たちです。

そこえ、浮気をしない人は、決してしないということを経験的に学びました。もっとも、この手の人間は恋愛自体が苦手な人が多いというところがネックではありますが、その代わり、一度恋愛関係が成立したら滅多なことでは別れません。

「恋愛感情は、様々な価値観の中でもっとも上位にあるべき」という人間の存在を否定しません。しかし、浮気することは最も身近なパートナーに嘘をつく、という行為であり、仲間を裏切るのと同じ。それに嫌悪感を感じる人は、予想以上に多いという現実を、浮気肯定派が実感として感じる機会は、これまで培ってきた人間関係では難しいのです。

赤城某があえて「日本人は……」と考えるのにいたったのにも、それなりの理由があるのでしょう。欧米人が決して日本人以上に意志堅固なわけではありません。むしろ性欲は日本人以上のようです。ところが、キリスト教の影響か、浮気をする人間を心底軽蔑する風潮が日本よりも強いのは確かです。

浮気が日本以上に「問題」となる以上、文化が違う異国人の、しかも仕事上の友人に、そこまで腹を割って話すはずもありません。プライベートで親しい欧米の友人がいないがために、赤城某は、「浮気は日本人に多い」という誤解を持ったのではないのか、などと推測します。それに、同じ欧米でもイタリアやフランスの人と付き合いが多ければ、日本人に浮気性が多いとはとても言えないはずです。

“カニは甲羅に似せて穴を掘る”といいますが、さしづめこの記者と、この意見を述べた赤城某は、“自分の人生に似せて記事を書く”といったところでしょうか。



本日読んで、気になった記事はこちら。↓

★ 世界でもっとも有名なシェフ カーネル・サンダースの自伝
ケンタッキーフライドチキンといえば、店の前に飾っているカーネルおじさんで有名です。創設者の人形を、店の前に飾るというある意味露悪趣味でありながら、決して偉ぶらない創設者の人柄が、日本人に愛されてきました。一種のアメリカの象徴となっています。

そのカーネルおじさんの自伝は、失敗の連続です。しかし、彼はいつでも明るく、常に前に向かって進んでいます。そこにしびて、憧れます。


★ 被災者らに法定金利の最大950倍で貸し付け ヤミ金業者12人逮捕」
この手の脅しをする闇金業者は、全員死刑にして欲しいですが、そうもいきません。次々と湧いてくる彼らを、少しずつ排除していく必要があります。


★ 日本大使館にトラック突入=慰安婦・竹島で抗議、けが人なし
日本大使館にテロ行為を行いながら、韓国が正式に謝罪する様子はありません。もっとはっきりと態度に示すべきだと思うのですが、いかがでしょうか。



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