先日大怪我をしたすぎちゃん、彼がワイルド芸に目覚めるまでには、様々な芸風を試していました。彼から学べることは、
「受けるまで、様々な芸風にチャレンジすべし」
だと思っています。
テーマとして、以前から考えていたのが、「アメリカ以外の世界で日本がどう報道されているか、紹介してはどうか」というもの。
海外ニュースはアメリカ発のものに偏りがちですが、各国それぞれ報道機関を持ち、世界に向けて英語で自国のニュースを報道しています。
どのように日本について言及しているのか、書いてみようと思います。
そういう訳で、まずは、ベトナムの英語配信サイト『VietnamNet Bridge』から、ソフトウェア企業は日本市場にがっちり食い込みつつ、アジア市場をとりこむ という記事をご紹介します。
ベトナムのソフトウェア輸出産業は、日本やアメリカの素晴らしい市場を開拓しながら、アジアの市場をも席巻しつつある。日本とアジア、という言葉をよく聞きます。それに対して、「日本はアジアの一部なのに、日本とアジア、などと、日本だけアジアから独立しているような表現はおかしい」という批判を聞いたことがありますが、他の国も似たような書き方をするのですね。
世界的な経済失速にも関わらず、ベトナムのソフトウェア産業は本年の前半で、大きな成果を上げている。
例えば、The Corporation for Financing and Promoting Technology(FPT)は、昨年の同じ時期に比べてソフトウェアの輸出総額が30%増加し、またCMCソフトは、2012年4月1日から7月末までに50万ドルを稼ぎだした。
(中略)
しかし、ベトナムのIT企業は市場の減速の兆候を感じている。CMCソフトの役員であるTran Vu Viet Anh(トラン・ヴ・ヴェット・アン)は「日本経済は自然災害と世界的な景気後退のために大変な困難に直面しており、日本市場の中で新しい取引先を見つけることは、とても難しい」と話した。
(中略)
したがって、ベトナムのIT企業はおしなべて、早急に新しい市場を見つけなければならない。「私たちは東南アジアに大きな可能性を感じています。たくさんの多国籍企業が、好調な経済環境と経済優遇政策、安価な労働力のため、この地域に支社を置いています」とアンは説明する。
(中略)
ただ、昨今の経済的な困難にもかかわらず、既存の素晴らしい市場には大きな余力があるのも確か。例えば日本市場は、2011年のソフトウェアの外部取引額が100億ドルあり、ベトナムの最大手企業であるFPTがそこから稼ぎ得たのは3500万ドルに過ぎない。
(中略)
2012年にFPTは1200人のソフトウェアエンジニアを養成する計画を立て、ひとまず今年上半期に760人を養成した。2013年末までに5000人のエンジニアを擁し、2016年には総勢10,000人に達する見込みだ。
(2012年8月22日)
ベトナムも東南アジアの一部なのに、
>東南アジアに大きな可能性を感じています
というベトナム人の発言が面白いと思いました。
海外でもソフトウェア産業は、あまり資本を必要とせず、パソコンひとつで始められるということで、大変人気が高いようです。世界的な大不況となっていますが、世界各国が受注を減らそうとも、ベトナムのような発展途上の国にとっては、まだまだ成長の余地は十分にあるのでしょうね。
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