2012年9月22日土曜日

お金持ちになりたい人のためのブログ 「Get Rich Slowly」

雑誌『TIME』が選んだ2011年最高のブログ「The Best Blogs of 2011」から一つを選んで紹介しています。

第9回目の今日は、お金持ちになりたい人のためのブログ「Get Rich Slowly」(ゆっくりと豊かになる)です。

『TIME』ではこう解説されていました。
 インターネットには、目の中に小さな$のマークの入った人々のために、同じような人々が書いた、金融サイトが無数にある。これに対してJ.D.ロス氏の「Get Rich Slowly」は、その名前とマスコット(カメ)の両方に恥じないサイトといえる。 達成のためには何十年とかかるような目標――家を買うための頭金を作ること、大学進学のための貯金、快適な退職後の生活を確保すること――について書かれている。
「おカネは算数ではなく心の問題だ」
というのが、このサイトの趣旨なのだそうで、おカネにまつわるエトセトラがブログに毎日のようにアップされています。

それでは、このブログで人気を集めた記事の中から、「More Money: 5 Ways to Earn Extra Cash in Your Spare Time」(もっとおカネを……空き時間に余分な収入を得るための5つの方法 2007年5月10日)という記事を紹介しましょう。

作者はブログ主のJ.D.ロス氏です。
彼について、日本語で紹介している良記事がありました。
★ 自分を変えて、世界を変えよう: J.D. Roth 基調講演 #WDS
J.D.ロス氏の近影も掲載されているため、ぜひ、御覧ください。

それでは下記に、彼が勧める余分な収入を得るための方法について書いていきましょう。


副業を持つ
 もしもあなたが時間とエネルギーがあるならば、2つ目の仕事を持つことは余分なおカネを稼ぐための優れた方法となる。
なぜ副業を持つのか?
・借金を返済するため
・貯金をするため
・他の経験を得るため
・転職をうまくおこなうため
余裕資金を得るための方法として、副業は鉄板ですね。
日本では副業禁止を掲げた社内規程があるところも多いので、万人には勧められませんが、そういった規定がないならば、果敢に挑戦したいところです。
実例:2000年に、私はコンピュータをプログラミングする副業を始めた。数ヶ月間、週に60時間働いた。私はこれまでの人生の中であれほどカネを持ったことはない。悪いことに、私は当時、浪費家だった――そのカネは全て、コンピュータゲームや漫画本、そしてカード・ゲームで無駄になってしまった。 

コンサルタントになる
 今年の初めに、アンドレアさんが「迅速に借金を消すためにコンサルタントになること」という記事を投稿した。
>>『コンサルティング』というと偉そうに聞こえるかもしれません。
>>それは本当は、収入を得るために自分の知識や専門知識を提供する人々のための素敵な言葉なのです。
>>あなたが提案をし、ある方法を勧め、計画を策定し、そして工程管理を行うならば、いつでも、コンサルティングの技術を利用しています。
>>コンサルティングを始めるためには、自分の専門知識を利用したいと考えている顧客を探す必要があります。
 詳しくは、アンドレアさんのサイトで、コンサルタントになるための方法について提言しているのでご覧になっていただきたい。
数年かけて得た専門知識は、他人にとっては宝の知識となることが多いものです。
自分にとっては当たり前のことが、他人にとっては初めて聞くことばかり、ということも多いでしょう。
実例:コンピュータ·プログラミングが自分のためにならないと判断した後、私は小さなコンピューターコンサルティングの事業を立ち上げた。Webページをデザインし、ネットワークのメンテナンスを行い、コンピューターの修理をおこなった。仕事をたくさん(この仕事に対して、これまでの仕事と同じほどの熱意は傾けていない)してはいなかったけれども、今までの人生の中で、この時給は一番高かった。 

趣味でお金を稼ぐ
 もしもあなたが大勢の人々と同じだとしたら、あなたの趣味にはお金がかかっているはずだ。趣味は多額のカネが必要だ。例えば私は、猫のもっといい写真を撮るために、いくつもの新しいカメラレンズを数百ドルで手に入れたことがある。あなたの趣味が現金を生み出すものに変わる方法は存在するのだろうか。ほんの少しのお金が得られれば、費用の相殺に役立つものだ。(後略)
趣味にお金を費やしている人はたくさんいますが、それをお金に変えようとする人は少ないので、まずその精神を持つことが大切ですね。

日本でも、「趣味と実益を兼ねる」ということが、数寄者(すきもの……茶道などの芸道に情熱を傾けたもの)にとっての理想でした。
実例:レンズやカメラ機材に大金を費やした後に、私は趣味でちょっとしたおカネを稼ぐことができるようになった。賞金や販売から生み出した750ドルは、私が趣味に費やしたものに比べれば豆粒ほどのものに過ぎないが、そこから始まるのだ。

インターネットでお金を稼ぐ
 待って欲しい。以前私は、ブログは一攫千金のための方法にはならないと書かなかっただろうか? 間違いなく書いている。しかし、ブログはあなたの収入を補うための手段となる。あなたが情熱を持っている対象があるならば、そして、あなたが書きたくてたまらない場合は、ブログは、あなたの専門知識から余分なお金を取り出すことができるだろう。しかし、ブログはインターネットでお金を稼ぐための唯一つの方法ではない。オンラインストアを開くこともできるだろう。eBayで物品販売だってできる。
インターネットでカネを稼げるようになれば、嬉しいですが、軌道に乗るまでは大変でしょうね。
その難しさは、このブログを運営してみて、よくわかります。
実例:このブログ。 
なんと簡単な(笑)。


ものを売る
 ちょっとした余裕資金を得るための最後の方法は、物品販売だ。あなたのクローゼットの中を見て欲しい。あなたの本棚をチェックしなさい。ガレ​​ージの中を歩いてみよう。ガラクタすべてを確認しただろうか? 実際にどのくらい利用しているだろうか? 必要なときには図書館から本を借りられないだろうか? マリオカート64で最後に遊んだのはいつだっただろうか? 家の中がすっきり片付いた場合は、気分が良くならないだろうか?
一度に全部売ってしまおうとしない限り、あなたの中古品を売ってちょっとした余裕資金を稼ぐのに、大した時間も労力もかからない。
物品販売や、セドリは、基本中の基本ですね。
日本でも、BOOK-OFFで本を買って、アマゾンで売ると、かなりの利益になったといいます。
よく、「ほんとうに儲かることは人には勧めない」といいますが、その典型例だったそうです。

あまりに儲かるので、ほとんど実態を知られていませんが、これだけで年収500万ほど稼ぐのは、一時期当たり前のようにできていたといいます。
・eBayであなたの最も貴重なアイテムを販売せよ。
・稀覯品は専門店で買取相談せよ : CDショップで中古CDは売る、中古の任天堂のものはゲームショップで売る、など。
・かさばるものを売ったり、売れないものを処分したりするにはCraigslisを利用せよ
・その他すべてを消し去るためにガレージセールを開催せよ
日本ではヤフオクや、フリーマーケットにあたるのでしょうね。
実例:年に1、2度、私は溜め込んだ余分なものを販売するようにしている。毎年ガレージセールで、約300ドル手に入れる。毎年、私はeBayで貴重なアイテムを販売している。昨年、私はほんの片手間仕事で1,500ドルを得た。
以前私は、東プレのキーボードを買ったものの、ノートパソコンばかり使うようになって捨てようとしていました。
ところが友人に勧められてヤフオクに出品。一万円で売れて驚いたことがあります。
あなたの持っているものも、案外高く売れるかもしれませんよ!

余裕資金は賢く使え!
 あなたは上記の技術で手にれた余裕資金でなにをするべきだろうか? 利子率の高い定期口座に入れ、いざというときのために手元資金を準備しておき、借金を完済し、退職後のために保存しておくべきだ。


なるほど……と思える、実践的なことばかりですね。


ちなみに、私が実践している節約術は、食費を浮かせることです。
オートミールのまとめ買いという単純な方法ですが、コスト・パフォーマンスがとてもいいのです。

栄養価が高く、日持ちがし、それでいながら1kg が386円というお安さ。
1kgあれば1週間持ちますので、牛乳200円×3本を使用するとしても、1食のお値段が140円。
私はかなり食べる方ですが、女性ならば2週間は持つので、そうすると70円になります。

これについては、いずれ書こうと思います。

ところで、このブログが、「ゆっくりとカネを稼ぐ」ための12の基本原則を挙げていました。
面白かったので、明日、お伝えしようと思います。

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