そんな動物の10の行動をご紹介しましょう。
10. ワニは石を食べる
ワニには時々川底の石を食べる習性があります。これには複数の理由があり、ひとつは消化のため。胃を蠕動する時に石とともに動かすことで、食べ物を体内で小さく引き裂く役割を果たします。もう一つが水中に深く沈むため。エラ呼吸をする魚と異なり、爬虫類や体内に肺があるため、浮きやすいのが難点。その難点を克服するために、石を飲み込んで重りとするのです。9. クジラやイルカ、シャチなどの母乳の50%は脂肪
クジラは短期間である程度の大きさにならなければならないために(そうでなければ、群れが移動を開始した時に、身体が小さいと泳げる距離も短いために、群れからはぐれてしまうことでしょう)、母乳には大量の栄養分が含まれています。なかでも脂肪分の割合は、人間の約10倍なのだとか。水中で授乳しなければならないため、拡散しないように、粘り気のある母乳を出さなければならない、という理由もあるのかもしれません。8. 鳥は地面の目印を覚えている
鳥の中には毎年何千キロもの距離を移動するものがおり、地磁気を利用しているのではないか、などと推定されていますが、それだけではなく、地形を記憶することもできるのだそうです。鳥類の脳は大変小さいですが、その中にはさまざまな性能が詰まっているのですね。7. ビーバーは正確な体内時計を持っている
ビーバーは河川にドロや木材を使った大掛かりな巣穴を作ることで知られていますが、その内部は薄暗く、光は届かないそうです。それなのに彼らは日の出、日の入りを正確に知ることができるのです。薄暗いところに住む齧歯類全般が、正確な体内時計を有しているといいます。6. ハダカデバネズミは盲目ではない
日本ではあまり知られていないハダカデバネズミ。彼らはソマリアなどの砂漠地帯に穴を掘って住んでいます。一生のほとんどを地中で過ごすために、目は退化し、ほとんど観ることができないと考えられてきました。ところが、最近の研究結果によれば、ハダカデバネズミは眼で光を感じ取ることができるのだそうです。
それ以外に30年近く生きること、ガンになりにくいなど、たくさんの不思議な生態を持っています。
5. 雛鳥でさえも利他的行動をとる
他人のために行動する、というのは教育の結果だと昔は考えられてきましたが、今では遺伝子に刻み込まれた本能にもとづいていることが知られています。
(詳しくはリチャード・ドーキンスなどの本に書かれています)
4. 多くの魚が性別を自在に変えられる
エサが豊富か、そうでないかなどの環境の変化によって、魚のいくつもの種が性別を自由に変化させることが知られています。そのためどちらにも変化できるように、精巣と子宮が2つ備わっているのだそうです。3. キリンの奇妙な血流システム
キリンの体高は平均して5.3mにもなるため、血液を体中に循環させることが大変です。そのためキリンには他の動物にはない様々な血流システムが備わっています。たとえば、血管には弁がいくつもあり、逆流を防いだり、足の皮膚が重力の重みのために垂れ下がり、鬱血したりしないように、脚の皮膚が大変硬かったり、奇驚網と呼ばれる毛細血管システムが後頭部に備わっていたりします。2. ゾウは賢い
ゾウといえばゆったりとした動きのために、それほど賢いというイメージがないかもしれませんが、実は大変賢く、空間認識にもすぐれ、数十年前のことを覚えているなど、記憶力にも優れていることが知られています。1. オウムは理解力がある
オウムは人間の言葉を反復することしかできないと思われがちですが、実はそれだけではなく、抽象的な概念も理解していることが分かってきました。動物のことで、人間にあまり知られていないことはまだまだ多そうですね。
http://listverse.com/2007/09/07/10-amazing-animal-facts/
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