2013年7月3日水曜日

川崎重工業が1リットル40円でエタノールを取り出す技術に成功

先月、川崎重工業でクーデターが起こり、社長他2名が取締役会から追放された。

★ 川崎重工、社長解任クーデターの舞台裏 社内抗争が三井造船との統合破談騒動に発展
 6月26日の株主総会前に、35分間で成功するようなクーデターが起きたのは、合併推進派の長谷川・前社長が株主総会後に取締役を入れ替えて、新しい経営陣のもとで合併推進を決めようとしたことが原因だ。合併阻止派がこれに先手を打った。クーデターを主導した大橋会長も、今回の株主総会で退任することになっていた。
この長谷川前社長というのがどうにもクセモノだったようで、日本の新幹線技術を中国に流出させた張本人だと目されている。結局、中国はその技術を「独自技術だ」と言い張って国際特許を出願している最中だというのだから、穏やかではない。

★ 中国、日本の新幹線技術を国際特許出願…なぜ川崎重工は技術を流出させたのか
 大庭浩が会長で、今回のクーデターの首謀者でもある大橋が社長の時に、中国に新幹線「はやて」の技術を盗まれるという事件があった。新幹線売り込みのグランドデザインを書いたのが長谷川だとされる。
 JR東日本と組んで新幹線の車輌(技術)を提供した川崎重工業の契約が杜撰で「技術を盗んでください」といっているようなものだったことが、新幹線技術を中国に盗まれる原因となった。
いろいろと問題のある社長が解任されて、結局川崎重工は独自路線を進むこととなったのだが、その決断を後押ししたのが下記の画期的技術だった、という噂がある。

★ 非食用バイオマスの稲わらから低コストなバイオエタノール製造技術を確立
稲わらの前処理、糖化、発酵、蒸留および無水化まで一貫した実証プラントを連続稼動させ、JIS(※1)に適合したバイオエタノールを安定して製造可能であることを確認し、商業規模で1リットルあたり40円の製造コスト(※2)を実現するバイオエタノールの製造技術を確立しました。
1リットル40円というのは、相当の低コストだ。今後は何も稲わらにこだわらなくなくとも、例えばおが屑や枯れ草などの廃棄物から、自由にエタノールを取り出すことが出来るようになるだろう。

メタンハイドレードだの微生物からエタノールを取り出すだのといった技術が実用化されるのはまだまだ先だろう。太陽光発電も安定的な電力供給にまでは至っていない。

だが、植物性廃棄物を熱水処理してエタノールを取り出すことが低コストで出来れば、将来の石油危機は、間違いなく乗りきれることとなる。ネタ元が川崎重工業であり、プレスリリース出来る内容のものが上記の技術だとしたら、内部では実は相当程度まで、エタノール製造技術が進展していると見ていいのではないか。

川崎重工業の株は、買っておくべきかもしれない。

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