キヌアという植物は、南米のボリビアで主に栽培されている穀物なのだが、水の少ない痩せた土地でもよく育つというので、食糧問題の救世主となる可能性があるという。
食物繊維やビタミンが多く、栄養バランスの良さで知られるキヌアは、氷点下や酷暑のいずれでも生育が可能で、やせた土壌や雨の少ない地域でも育つ。この記事を読むまで、こんな穀物が世の中にあるとは知らなかった。この手の話は昔から興味をもって調べていたのに、迂闊。世の中には私の知らないものがまだまだあるのだな、と考えつつ、興味を持って調べてみると、そう理想的な植物でもないようだ。
ペルー政府などは品種改良や生産拡大計画を進めている。
・サボニンという溶血性の毒がある
・あまり収穫量が高くない
という弱点は、穀物としては致命的なんじゃないの? 特にサボニンは赤血球を破壊する作用があるため、大量摂取してはいけない。漢方薬にも含まれている成分なので、少量摂取は逆に身体にいいそうだが、穀物はなにしろ、大量摂取するものだ。販売されているキヌアからはサボニン除去がされているそうだが、安全性のために水に晒すように支持されているものもあった。
なお、お値段がどれも少々張るのは、キヌア自体の収穫量が少ないからだろう。
キアヌは何度も世界を救ったが、
キヌアが救世主を名乗るにはまだ早いのではないか。
……あれ?
もしかして、私、それを言いたかっただけ……だったりして。
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