2013年8月30日金曜日

幸運に見舞われる人について

ノープランで記事を書き始めたら、後々苦労する。……それはともかく、昨日挙げた私の友人2人との思い出から、運の特徴、及び幸運に見舞われる人についていろいろとまとめてみたい。

1.運を運ぶのは人間
私が友人Bにボールを渡そうと考えたのは、友人の期待を私が叶えて、Bの喜ぶ顔が見てみたいと思ったからだった。

人間には他人を助けたいという根本的な欲求がある。なぜなら群れを作って何百万年と生きていたのが人間であり、利己的なだけの遺伝子は淘汰され、他人のために誰かを助けたい、という欲求が心のどこかにある人間だけが生き残ってきた。そういう遺伝を持った人間集団の方が、生き残る確率が高いからだ。

運は「運ぶ」と書く。何を運ぶのかといえば、幸福と不幸であり、それを運ぶのは人間だ。神だとしても、人間の形をとるのではないか。

2.時間がかかる
運を運ぶのが人だとしたら、幸運を持っている人間が現れるまで待つしかなく、幸運を持っている人へ欲求が伝わるのには時間がかかる。それまで待つことが必要だ。世の中は一朝一夕にはうまくいかない。

3.振り回されたくない
運を運ぶのが人だとしたら、幸せになるためには人間の性質を学ばねばならぬ。他人から自分を操られるのは、誰しも嫌なもの。運を運ぶ人にとってもそれは同じだろう。

物欲しそうな顔や強欲によって自分が操られるようなことを誰も望まない。

「忘れた頃に望みは叶う」という言葉を聞いたことがあると思うが、これはその辺りに原因があるのだろう。たとえば先日参議院議員となった山本太郎のように、強い願望を公言した人間の周りに支持者が集まるということはあるけれども、あれは本人の我欲でないから集まっている。

4.交流の幅は広い方がいい
欲求とは現状に満足できないから生じるものだけれども、現状にはその欲求を叶えるキッカケが転がっていないことが多い(だから願いが叶っていないわけだが)。

友人Aがバイクを手に入れたのはサークルをいくつも掛け持ちしていてとにかく友人が多かったからだし、友人Bもまた友人が多く、誕生日のパーティー人は彼のために何十人という人が集まっていた。それだけ友人がいれば、誰か一人くらいは友人の欲求を叶えられる人、叶えてもいいなと思う人が出てくるものだ。

5.信じること
私たちの殆どは「願いなんて叶うことは少ない」という現実を受け入れている。いくら心理学などで「信じることが大切だ」と説き、歌で「信じて欲しい」と歌っても信念と呼べるものを持つことは難しいものだ。

だから、信念を持てる人は珍しい。珍しいものを人は愛でる。自分にないものには憧れ、そして応援したくなる。狂信でも盲信でもなく、他者を犠牲にすることもなく、純粋に何かを信じる人を見て、応援しようと思う人は多いのだ。


幸運をを運ぶのは人間である、ということから、運をとらえ直すと面白いと思う。


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