2013年12月7日土曜日

足を手術で長くする方法【ちょいグロ注意】

先日、ファッション業界で働きたい女性が、足首を切り落としたという記事を読んでゾッとした。

★ ハイヒールが履きたいばかりに両足を切断してしまった女の子
この女の子の名前はMariah Serranoちゃん。21歳のニューヨーカー。夢はファッション業界で働くこと。でも彼女はひどい内反足のため、ハイヒールを履くことができません。これじゃあファッション業界で働くこともできない!そんな彼女が選んだのはなんと、両足の切断でした。
美容のためにそこまでやるか? と思ったが、よくよく調べてみると、「内反足」とは深刻な足の障害のようだ。
ときにまっすぐに立てず歩けないために、よほどひどい場合は、健常者に近い生活を営む目的で、足首を切除することも絶対にないとは言えないという。

生まれつき備わっているものは手術で取り除いてはいけない、というのは偏狭な考えなのかもしれない。生まれついて腫瘍が備わっていれば取り除くのに躊躇する理由はない。

腫瘍と障害を持った足は幾分異なるとしても、足の用をなさないとするのなら、Mariahが決断の末足首を切り落としたことを、私は肯定する。

Mariah Serranoがどれほどの障害を抱えていたか、下記に彼女の子供の時の写真があるのでだいたい分かるだろう。

★ Fashionista has leg amputated so she can wear high heels

望みを叶えて活き活きと将来を語る彼女の表情を見ると、彼女にとってはそれは最良の選択だったのだろうと思う。

(上記が彼女がイチオシのブランド。高い!)

ただ、整形をどこまで許容し、どこから拒絶するのか、線引は難しい。上記のような整形を私は肯定するけれども、顔を美容整形することには、いい感情がわかない。その人の個性を消し去った韓国歌手のような顔には、正直嫌悪感を持つ。

では、手足を伸ばす手術に対しては、どうだろう?

先日イリザロフ法というのを初めて知った。たとえば足の骨をわざと折る。骨は治る過程で軟骨がまず傷を塞ぐ。柔らかいこの軟骨を引っ張ることで、足を1日に1mmずつ伸ばしていくという方法だ。

その苦痛は耐え難いほどひどいようだ(下記画像、Wikipedia等より)。
このように足に穴を開けて、イリザロフ創外固定器と呼ばれる固定器をつけて、足を伸ばしていく。
保険が効かない場合、両足2本で700万円という。先日整形で有名なヴァニラというタレントがこの方法で足を伸ばすことにしたと報道されていた。

ただ、本来これは美容整形ではなく、細菌感染により骨が炎症を起こして歪んで成長したり、先天性の四肢短縮などのような場合に使われることがほとんどらしい。
国内でイリザロフ法を積極的に行っているのが大阪府茨木市にあるスカイ整形外科クリニックというところらしく、そこの医師が本を書いている(下記の本を書いた吉野宏一医師は退任し、実兄が後を引き継いでいる)。興味のある方は、御覧ください。


それにしても、医学の進歩というのは素晴らしいね。

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