それにしても、何度も引越しているはずなのに、数年も経つと、いろいろなことを忘れてしまいますね! 引っ越した当初に感じた「不便だな!」という感覚は、数年も経つうちに失われてしまうのです。
「慣れれば気にならなくなる程度ならば、大したこと、ないんじゃないの?」
……そうかもしれません。
しかし、人間は我慢強い動物。多少の困難には慣れるものの、それが不便であることは変わりはなく、ただそれに、目をつぶっているだけなのかもしれません。ストレスは少しずつ蓄積し、余裕が失われ、ちょっとしたことで怒りっぽくなる人もいることでしょう。
今回選んだ新居に、大変満足しています。その経験を踏まえ、家探しのポイントとするべき点を、主に東京都内の人向けに、覚書としていくつか挙げてみたいと思います。
1.やっぱり駅から近いのが一番!
駅から5分圏内に住むことになりました。これが思った以上に、快適です。「部屋の広さ」「家賃」「築年数」などにもこだわって探してきましたが、実際に見つけた部屋は、当初の条件を満たしていませんでした。
でも、それを補って余りあるのが、「駅に近い」ことによる快適さです。
東京は鉄道網が発達しており、たいていの移動は鉄道で間に合います。そうしますと、1日のうち、通勤、通学で鉄道を利用する時間がとても多いのです。
そう考えますと「駅近」は、大変重要なポイントです。他を多少妥協してでも、「駅から近い」「職場や通学先から近い」家にこだわるのは大切だと思います、徒歩10分圏内を選んだほうがいいのではないでしょうか。
2.家を探すのならば、2月から4月、あるいは9月などの転居シーズン
引越しシーズン以外の時期は、掘り出し物があまりありません。私、去年の11月から少しずつ不動産屋を見て回っていました。しかし、ある程度見回りますと、それ以上にいい物件は、ほぼ見当たらなくなりました。考えれば当たり前で、まともな人物が、
「これこれこういう条件で部屋を探しています」
と不動産屋にやってくれば、不動産屋も商売です、早く部屋を決めてほしいため、手持ちのデータの中でそれに適合した、もっともいい物件を紹介していくものです。繁忙期には、とにかく機械的に、どんどん取引を成立させていくことが、売上を上げる一番の方法ですから。
そうしますと、物件データにいつまでも残っている物件は、何かしら問題があるものがおおいのです。だからシーズンオフになっても売れ残ってしまうのです。
例えば「駅近」を謳いながら実際は徒歩で20分以上あったり(道が曲がりくねっていて思った以上に時間がかかるケース)、南向きでも民家に囲まれ日当たりが悪かったり、共同スペースに階下のクリーニング屋の業務用機器がところ狭しと置かれて大変汚かったり、隣の家に大変うるさい住人がいたり、窓が駐輪場の真ん前だったり……まあ、いろいろとあるものです。
金銭的に余裕があるならば、家賃が高いところを選べばいいでしょう。そうでなく、掘り出し物をみつけたいのならば、人々が転居するシーズンがいいと思います。
3.部屋が新しいとノンストレス
今回、前回と、築浅の綺麗な部屋を選びました。その前に住んでいた築30年以上の古い部屋に比べると、ゴキブリなどの虫の心配をしなくて済むので、ホッとしています。日本はかつて、台風や地震が多かったために、庶民の民家は「建てやすく壊しやすい」という観点で建てられてきました。
一言で言えば、安普請。特に、高度経済成長時代までに建てられた物件にはその傾向がまだ残っています。
それに比べますと、ここ20年以内の物件は、何十年ももつことを考えて設計されているものが多いように思います。材質が長持ちするよう、それなりのものが使われているのでしょうね。耐震性能も大幅に上がっているようですし。
家賃を抑えようとすると、ある程度の妥協が必要でしょう。しかし、せめて平成以降の物件にこだわった方がいいかもしれません。
4.家電製品は、家を選んだら、すぐに買え!
ようやく家を選ぶと、そこでホッとして、休みたくなるものです。「家電製品は、引っ越しが終わってからゆっくりと選ぼう」
とか考えてしまう人、多いと思います。
でも、繁忙期に引っ越した場合ですと、これはアウト。特に冷蔵庫。繁忙期には届くまで時間がかかります。ヘタすると、2ヶ月待ちということだってあり得ます。まだ春先ですからいいものの、これが夏場ですと悲惨でしょう。
・冷蔵庫 ・掃除機 ・洗濯機
は、早めに買っておくことをお勧めします。
以上、これから家探しする人の参考になれば、幸いです。
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