彼が先日、下記ツイートをして話題になりました。
皇太子が通るからとかよーわからん理由で首都高が目の前で閉鎖されて途方にくれる笑。皇太子のせいでアポイントに遅れます笑 pic.twitter.com/QWxCeYcn7x
— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014, 6月 17
彼は逮捕前に選挙に出たことがありましたが、「天皇だけが日本の象徴であるというのは、物凄く違和感を覚える。 歴代の首相、内閣、議会が変えようとしないのは、多分、右翼が怖いから」と発言をして当時も物議をかもしました。天皇制無用論は彼の持論なのでしょう。日本人でありながら日本が嫌いな人も大勢いてこその多様性です。彼のような人物がいてもいいでしょう。ただ、彼の言論の自由を担保しているのは日本国憲法です。その憲法で「日本国民統合の象徴」として規定されている天皇となるべき方を侮蔑する言動は、ただただ不快。つまるところ、日本国民全体を侮蔑しているのと等しいからです。
「国旗なんてただの旗だよ」
といって、星条旗や日の丸を足蹴にされて不快感を抱かないアメリカ人や日本人は少ないでしょう。それと同じようなことを堀江貴文は行っているのですが、賛同する輩が一定数いることが残念ですね。
アメリカの成功したIT起業家たちと、堀江貴文やその周辺の連中の大きな違いは、自分が生まれ育った国の歴史や伝統を愛し、誇りを持っているか、否か。ホリエモンにはそれがありませんね。良きものは守りつつ、破壊の過程で生じる弱者への配慮があるのが創造的破壊ですが、ホリエモンにはそれがない。
私は、鳩山由紀夫とホリエモンは似ていると思うんです。ホリエモンは、威勢のいい鳩山由紀夫説。頭もいいし言っていることも立派だけれども、無責任で無機質、他人の感情に無関心で、弱者を助けるつもりで弱者をないがしろにし、それが悪いとはまったく思っていないどころが、自分が正しいことをしていると心の底から信じているところです。
彼らと逆なのが、孫正義さん。彼は在日朝鮮人だった経歴から、大変ご苦労もされたことでしょうし、その影響で、内心では日本のどこかを嫌っているのかもしれません(そうであったら大変悲しいことですが)。しかし、彼は決してそれを表には見せません。つねに明るさを心がけていて、過ちがあれば時間をかけて是正していく、不屈の男です。
日本の偉人である坂本龍馬を尊敬していることを公言し、歴史への関心はかなりのものです。そして、日本のために尽くすと明言し、時には私財をなげうって人々に尽くします。彼が100億円の寄付内訳を公開したとき、感動しました。ここまでしなくてもいいのに。
★ 孫正義個人 寄付先使途一覧
孫正義は間違いなく、立派な人間です。だから、彼が現在日本国籍を取得して活躍していることを、大変嬉しく思っています。
今後彼が世界展開していく上で、もしかしますとアメリカ国籍を取得してしまうかもしれませんが、それでも彼が活躍した大半の時期を日本人として過ごしたという点を嬉しく思います。こういった感情を、ホリエモンは「バカバカしい」の一言で切り捨てるのでしょうが。
共同体を愛し、その共同体に責任感を持つ人間は、真面目で執務に粛々と取り組む国家元首の一族に、敬意を払わないことはないでしょう。多くの国民が天皇陛下や皇太子殿下を尊敬しているのですから、公の場で公然とディスる行為は、日本公民の大半を蔑ろにしているのと同じです。
私はワタミの渡邉美樹は嫌いですけれども、少なくともワタミ好きの友人の前では渡邉美樹を批判しないように心がけています。それもときどき忘れることがありますが、帰った後は後悔します。ホリエモンはにはそれは、ない感情だ。
結論から申しますと、ホリエモンが転落して本当に良かったということですね。
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