はてなとは
ネットにはさまざまなサイトがあふれていていて、毎日何万という記事が量産されている。そこからあてもなく、面白い記事を独力で見つけてくるのは難しい。
そこで、誰かがある記事を面白いと思ったら、「はてなブックマーク」というサービスで記事名とURLを登録する(簡単にできる)。何十人という人が登録した記事は、はてなのトップページに表示される。
ところがこのサービス、ITエンジニアが大勢集まっていたために、理屈っぽくコミュニケーション障害気味の人が利用者に多いという特徴を持っている。
その結果、よく言えば頭のいい、悪く言えばひねくれた人々がお勧めする記事が多く集まる。そこが魅力的だ。世間の視点と、一風変わっているのである。
ただ、利用者同士の応酬は理攻めの殺伐とした方向に流れやすいという短所も持っていた。それも魅力といえば、魅力なのだが。
その結果、よく言えば頭のいい、悪く言えばひねくれた人々がお勧めする記事が多く集まる。そこが魅力的だ。世間の視点と、一風変わっているのである。
ただ、利用者同士の応酬は理攻めの殺伐とした方向に流れやすいという短所も持っていた。それも魅力といえば、魅力なのだが。
私はこの人の書く記事に共感することが多くて、はてなオフ会を主催すると宣言する前から、彼の記事にときどきブックマークをしてコメントを書いていた。現状にいろいろと不満を持っているところとか、好奇心旺盛でいろいろなところに首を突っ込むところとか、他人とのコミュニケーションが下手なところとか、その他いろいろなところが、私と似ていた(と、私は思った)。
だから、オフ会に参加したいというよりも、齊藤さんと仲良くなりたい、というのが私の一番の目的だった。社会人になると、友人ができにくくなる。ここで、新しい友人と出会えるかもしれない、という期待もあった。
場所は京急蒲田駅から歩いて5分の距離にある、大田区産業プラザPiO(ピオ)。
私の前にはid:crapmanという気さくな人物、私の右横には砂糖次郎(id:sugar_jirou)さん、左横にはid:workingmanisdeadという女性。砂糖氏は下記のブログを書いているので、ご興味のある方は御覧ください(はてブ作法にもとづき、idには敬称略)。
この砂糖氏のことは、印象に残っている。哲学科を出ていてニーチェに一時期関心を持ち、現在は西部邁に関心が移っているという彼とは、もう少し話したかった(って、ここまで書いて良かったのかな? もしもダメだったらニーチェ……云々の記事は削除します)。
id:kgkyskとの話も面白かった。彼は大学を中退して、いろいろなことに挑戦しているのだが、自分から「意識高い系」などと自嘲気味に話す謙虚な人柄の好青年だった。
私もそうだったが、若い時には時間が無限にあるとおもって、今考えれば無駄なことを多くしていた。今となっては、もっと効率的な生き方があったと思うので、そんな話をしたかったが、できなかったのが悔やまれる。幸せになるために、モテなかった自分を変えるために、路上ナンパに精を出していた時期が、恥ずかしながら、私にはあった。そこに理論を持ち込んだ人々を、尊敬していた時期もあった(今でも理論自体には興味はある)。初めて会った女性に声をかけ、喫茶店に誘い、話をするという行為が、とにかく楽しかった。
彼には、その頃の自分と同じ臭いを感じたので、ちょこっとその話をしたのだが、本当は、あれは全般的に時間のムダであり、幸せになれる相手を探すのは別の方法だといったことを話したかったが、説教臭くなるからやめた。
彼の日記は下記より。
彼には、その頃の自分と同じ臭いを感じたので、ちょこっとその話をしたのだが、本当は、あれは全般的に時間のムダであり、幸せになれる相手を探すのは別の方法だといったことを話したかったが、説教臭くなるからやめた。
彼の日記は下記より。
彼らと話していたところ、派手で押し出しのいい人物が私の横に座った。
「へえ、こういう人もはてなブックマークやってたりするんだ」
と思いながら話をしていると、私もブックマークをしたことがある、「「鬼から電話」を批判してたら「弁護士からメール」がきたでござる パート2」を書いていた大彗星ショッカー(id:daisuiseishocker)さんだったことが分かってびっくり。
私の地元に、彼と似たタイプの友人がいる。お互いに違うタイプだから、友情が長続きした。私が上京したのでついつい疎遠になってしまったのだが、その友人と、話し方のふしぶしが似ていて、なつかしい。
多分彼ともっとつきあいを深めれば、楽しいのかもしれないと、友人のことを思い出しながら思った。はてブオフ会は滅多になさそうなので、その機会はなさそうだけれども。軽そうに見えて、理論的に物事をとらえていくタイプだ。ただし、私の友人はどこか詰めが甘いところがあるのが短所だった。大彗星ショッカー氏が同様の短所をもっているかどうかはわからないが。
実行委員へお礼と結末
その他の人々とも、楽しい会話となった。それだけで、行った価値はあった。実行委員の方々に、厚く御礼を申し上げたい。
なお、オフ会で実行委員のコウモリ(id:rlee1984)さんのプロポーズというサプライズがあった。
私、この人のブログがはてなブックマークのトップページに上がっていたために、何度か読んだことがあったのだ。でも、すべてをネタだと思っていた。フランス人女性とつきあっているという妄想を抱えた男性の自慰日記だと思い込んでいたのだから大変失礼な話だ。
マリーヌとやらの写真がときどきアップされていたけれども、(フランスのどこぞのサイトから画像を引っ張ってきたんだろう。やれやれ)と思っていたが、飛んだ大間違いだった。彼女が本当に、楚々としたフランス美人だってので、びっくりしてしまった。
マリーヌとやらの写真がときどきアップされていたけれども、(フランスのどこぞのサイトから画像を引っ張ってきたんだろう。やれやれ)と思っていたが、飛んだ大間違いだった。彼女が本当に、楚々としたフランス美人だってので、びっくりしてしまった。
末永くお幸せに。
ところで、肝心の齊藤さんとは、あまり会話ができなかったのが悔やまれる。やっぱり、三次会までいたほうがよかったのかな。少しだけの会話からも、良い人柄が感じられた。それを知ることができただけでも良しとしよう。
彼とは、ごくごく普通の友人として、いつかつきあえれるようになったら嬉しいのだが。
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