2014年8月14日木曜日

子供と一緒に寝ると、子供が死んでしまう

先日読んで、
「こんな簡単なことで幼児の命を救えるのか?」
と驚いた記事がありました。

★ 赤ちゃんの突然死、寝具の共有が最大要因 米研究

「乳幼児突然死症候群」という言葉を聞いたことがある人も多いことでしょう。それまでなんの問題もなく、元気だった乳幼児が突然死してしまう、ということが時々起こります。古くは千代の富士お嬢さん、昨年は板尾創路のお嬢さんが、亡くなったことで世間にも知られるようになりました。

上記記事によれば、
 研究では、突然死の69%で眠る場所が誰かと共有されていたことが指摘され、また生後3か月までと生後4か月~12か月とでは、死亡のリスク要因が異なることも分かったという。
 寝具を共有していた割合では、生後3か月までの赤ちゃんで73.8%、生後4か月~12か月の赤ちゃんで58.9%と前者の方が高かった。
とのこと。

寝ている間は、大人でも身体を自由に動かすことはできません。無意識のうちに寝返りを打ちますし、寝具を子供にかぶせてしまうこともあるでしょう。

また、子供のために良かれと思って与えたぬいぐるみが、窒息の原因となることもあるようです。
 一方、生後4か月~12か月の赤ちゃんの突然死では、眠る場所に毛布やぬいぐるみなどが置かれ、赤ちゃんがうつぶせの状態で見つかるケースが多かったという。 
子供が可愛いから、いつでもすぐ近くに置いておきたい、という気持ちはわかります。でも、子供の安全のためには、固いマットレスの上に寝かせ、毛布などは出来る限り知覚に置かない(その分寝間着を分厚くするのでしょう)といった対策が必要なようです。

人間の感情と相反する科学的発見には驚かされることが多いのですが、これもまた然り。感情や本能に基づいた行動が必ずしも正しくないという事実は、重く受け止める必要がありそうです。


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