2014年8月22日金曜日

メンヘラとのつきあい方を隣国に応用する

オサマ・ビン・ラディンがテロ活動をおこなった理由を、心理学者の加藤諦三が『「正義」と「憎しみ」の構造』で分析している。

加藤によれば、オサマ・ビン・ラディンがテロ活動にのめり込んだのは、サウジアラビアという祖国で自分を認めてもらえなかった鬱憤が、アメリカへの戦いへと駆り立てたのではないか、というものだった。

祖国は自分を認めない。鬱憤を吐き出しても誰からも認められない。ただ、イスラムの大義のためにアメリカと戦おうと言えば、多くの人がついてくる。自分を憎む人間が、自己向上ではなく他人へ憎しみを転化することはよくあることだという。オサマ・ビン・ラディンのアメリカへの憎悪には、同じ心理構造が横たわっているといのである。

それを聞いてまっさきに、ネトウヨのヘイトスピーチや、隣国韓国のことが頭に浮かんだ。

★ 韓国人「日本で4年間暮らして感じたこと」
日本で4年間過ごしたので、「俺から変わろう」という気持ちで、バスに乗る際には、「こんにちは!」と運転手に挨拶するも、何か自分が病身のように感じて3日で止める。バスの停車位置はテキトーで、乗客も我先にと押しのけてバスに乗り込む。自分だけ真面目に振る舞うことが馬鹿らしくなる。
私は渡韓したことが一度だけある。今から15年ほど前だ。

ソウルと釜山だったが、皆元気がよく、誰もが親切で、いい国だな、と感じた。その時の印象が強いので、上記の告白はやや、大げさに感じられる。

だが、たしかに日本と比べると全体的なマナーはよくない。タクシーの運転手が高速に乗った際に、コインを普通に放ればいいのに叩きつけてみせるなど、粗暴なふるまいが多かったことは間違いない。

都会の中心でそう感じたくらいだから、田舎の人々のマナーはもっと悪いのだろう。この積み重なりが、韓国人自身にとって、恥ずかしい、許せない、と感じるとしても不思議ではない。

韓国を出たいと考えている韓国人は、10人中6人もいる、という。

★ 韓国でも嫌韓ブーム?10人に6人が「国を出たい!」

この手の報道は、毎年のようになされている感があるものの、韓国人は自国のことをあまり快く思っていないのは、大学時代に同じ研究室にいた韓国人からよく聞かされていた。日本よりも、自国を嫌う人間の割合が比較的多い国だという印象を彼らから受けたことも、上記記事の正しさを補足した。

資源が少なく、東西を大国に挟まれ、北に敵となった同じ民族の国がある状況で、ここまでよく繁栄してきたものだと私なんぞは思うけれども、韓国人にとってはそうは思えないらしい。もっと素晴らしい国であるべきなのだと理想が高いがゆえに、そうでないことが嫌で嫌でしょうがないのだろう。

そうして、自国を憎悪し、自国を嫌うがあまり、恨みが日本へすり替えられてしまう、ということはあるのだろう。

歪んだ自尊心の持ち主と折り合いを見つけることが大変に難しいのは、私たちが日常で経験することだ。韓国の三大新聞のオンライン版を読むと、異常な自尊心と、日本への敵愾心のオンパレードで嫌な気分になる。しかし、それもこれも、彼らの気質がやや歪んでいる、いわゆるメンヘラと呼ばれるものだと考えれば、理解できる。

韓国人全員がメンヘラと言いたいわけではない。そんな訳はない。それならば、あれほどの経済成長を実現できるはずもない。

しかし、韓国のメディアには、日本に比べると常軌を逸した人種が大勢巣食っているのは間違いない。マスとして考えた場合、こうしたマスコミを長年支持してきた人々の集団はメンヘラ的な気質があると考えて差し支えあるまい。

それでも隣国とはつきあっていかねばならぬ。

こういう場合、メンヘラとのつきあいかたを示した下記サイトが示唆に富む。

★ メンヘラとの付き合い方 ※非常用
1.会話のアドバンテージは常に自分が握りましょう
2.敵でも味方でも無い事を明言しましょう
3.お薬を与えましょう
4.放っておきましょう
これは案外、応用できるかもしれない。たとえば、
1.日韓関係をどう持って行きたいか、原理原則を明らかにして誘導する。
2.味方ではないが、敵でもないという一貫した態度。
3.「人権」「国際秩序」「事実の検証」などの普遍的価値観に基づいた議論をこころがける。
4.あまり関わらない。
といった対応で、いいのではないだろうか。

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