ほう、と思わずため息が出ました。
★ 野菜ジュースの真実、伊藤園・カゴメに聞いた
この記事の前に書かれた「『野菜ジュース』の成分は“満足感”だけ!」では、野菜ジュースに対して大変否定的でした。それを先日読んで、
「まあ、必要な野菜をジュース一本で取れれば世話ないよね」
と野菜ジュースに否定的なイメージを持ったけれども、今回の記事を読んで、若干メーカーを見直すことになったのです。
野菜ジュース否定派の記事はときどき紙面を賑わせますけれども、メーカー側の反論を、批判記事と同じ分量で載せる媒体はあまりありません。バランスの取れた「東洋経済」に好感を持ちました。
今から10年以上前の週刊誌の記事だったと思いますけれども、野菜ジュースに本当に栄養成分が表示通りに含まれているのか、民間の調査機関で調べた結果が円グラフで表示されたものを見た覚えがあります。
その当時は野菜ジュースが登場したばかり、随分といい加減なジュースが売られていたようで、どのメーカーも惨憺たる結果でした。
ところがその中で気を吐いていたのが、カゴメでした。カゴメの野菜ジュースの栄養価は、他のメーカーを圧倒していたんですね。
当時、コンビニではカゴメの野菜ジュースはあまり売られていませんでして、500mlの農協の野菜ジュースか伊藤園の薄いもの、あるいはキリンとかの飲料系のメーカーのものばかりでした。評価が高いものほど、力はないのね……と悲しくなったものですが、記事が出てからでしょうか、カゴメの野菜ジュースがコンビニに置かれることが多くなったのです。
今ではどのコンビニにもカゴメの野菜ジュースが置かれるようになりました。意識していませんでしたが、あの週刊誌の記事が影響したのかもしれません。
今回の記事では、野菜ジュースの2強となったカゴメと伊藤園が、真摯に記者の疑問に答えていて、好感を持ちました。
カゴメの回答を読みますと、彼らがどれほど一生懸命に野菜ジュースの開発に取り組んでいるのかがよく分かりますね。カゴメの野菜ジュースへの信頼感は、以前にもまして大きくなりました。
ただ、今回意外だったのは伊藤園の健闘です。十年以上前の週刊誌記事ではあまり良い評価ではなかったと記憶している伊藤園の野菜ジュースは、消費者の意見を取り入れバージョンアップがなされていること、中国産野菜を一切使っていないことなどを知りました。マクドナルドの中国産チキン問題の予熱冷めやらぬ今、伊藤園の方針に安心を覚えます。
10年以上、伊藤園の野菜ジュースからとんとご無沙汰していましたが、今度コンビニでみかけたら買ってみるつもりです。
普段の生活ではどうしても不足がちになる野菜を、手軽の取ることができる野菜ジュース。とても便利な存在であることに間違いありません。
ちなみに下に紹介するのは、私がネットで探してみた、濃縮還元ではないストレートの生搾りトマトジュース。
健康に良さそうです。どうです、一本?
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